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第300号

2010年04月05日発行

法報タイムズ 第300号

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 ■2010.4.05/vol.300            発行総数:5,386 部

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【目 次】

■労働保険の年度更新は準備をお早めに!
■今月の健康メモ
■読者アンケートのお願い

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■労働保険の年度更新は準備をお早めに!
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【労働保険の年度更新とは?】

労働保険とは、雇用保険と労災保険を合わせたものを指します。
労働保険料は、4月1日から3月31日までの年度単位で計算します。
そして、保険料の納付は、年度はじめに予め保険料の見込額を納付しておき、
年度末に正確な保険料との過不足を精算するという「前払い方式」をとってい
ます。

見込額として前払いする保険料が概算保険料、年度末に正確に算出した保険
料が確定保険料です。通常、確定保険料の申告・納付と同時に、翌年度の概
算保険料の申告・納付を行います。

このように毎年度、概算保険料と確定保険料の申告・納付を繰り返していくこ
とから、「労働保険の年度更新」と言われています。


【労働保険の年度更新手続の流れ】

労働保険の年度更新手続は、次のような手順で行います。

(1)前年度の雇用・労災保険対象者を確認する
(2)前年度の雇用・労災保険対象者の賃金を集計する
(3)雇用・労災保険の料率に変更がないかを確認する
(4)賃金集計結果に雇用・労災保険の料率を乗じて確定保険料を計算する
(5)確定保険料と前年度に納付済みの概算保険料との差額を計算する
(6)計算結果を、新年度の概算保険料とあわせて6月1日から7月10日
   までに申告・納付する

それでは(1)から(6)の手順について順番に説明していきます。


(1)前年度の雇用・労災保険対象者を確認する

雇用保険と労災保険で対象となる労働者が異なることがあります。
雇用保険の対象労働者は、雇用保険の加入者として届出ている人になります。
ただし、雇用保険の加入者であっても、毎年4月1日時点で64歳以上の方は
新しい年度から保険料が免除されるため、注意が必要です。
この方たちは、年度更新手続においては他の被保険者の方とは区別しておきま
しょう。

一方、労災保険の対象となる労働者は、雇用形態にかかわらず「労働の対価」
として賃金を受けるすべての人が加入するものです。

例えば、一日だけアルバイトをした学生さんも労災保険の対象労働者に該当し
ます。雇用保険に加入していない労働者でも、労災保険の加入対象になるので
ご注意ください。


(2)前年度の雇用・労災保険対象者の賃金を集計する

雇用保険と労災保険の対象者を確認したら、前年4月1日から本年3月31日
までの間に支払った賃金の総額を集計します。労働保険料の対象となる賃金は、
一部例外を除いて、通勤手当や賞与、会社の規定で定められた家族手当など、
ほぼ全ての賃金になります。


(3)雇用・労災保険の料率に変更がないかを確認する

雇用保険料率と労災保険料率は、常に一定というわけではありません。最近で
は平成21年の4月1日に改定されました。今年の4月にも、昨年と同様に改
定される予定になっていますので注意が必要です。

今年の4月に保険料率が改定された場合、年度更新の計算には改正前と改定後
の二つの保険料率を使うことになります。平成21年度の確定保険料は改定前
の平成21年度の料率で、平成22年度の概算保険料は改定後の料率で計算し
ます。


(4)賃金集計結果に雇用・労災保険の料率を乗じて確定保険料を計算する

(2)で集計した雇用保険・労災保険それぞれの賃金総額に対して(3)で確
認した雇用保険料率と労災保険料率を乗じます。これにより、雇用保険と労災
保険それぞれの確定保険料が算出されます。なお、集計した賃金総額は、
1,000円未満を切り捨ててから保険料率を乗じることになっています。


(5)確定保険料と、前年度に納付済みの概算保険料との差額を計算する

(4)で算出した確定保険料額と前年度に納付済みの概算保険料額とを比較し
ます。概算保険料額が確定保険料額よりも少ない場合は、その不足分を新年度
の概算保険料とあわせて納付します。

既に支払済みの概算保険料の方が多かった場合はどうなるでしょう。
この場合、実際に納めなければならない保険料額よりも多く前払いしていたこ
とになりますので、払い戻してもらうか、新年度の概算保険料額の一部に充当
することになります。


(6)計算結果を、新年度の概算保険料とあわせて6月1日から7月10日
   までに申告・納付する

ここまで準備ができたら、あとは申告と納付手続です。確定保険料と概算保険
料の申告・納付期限は、6月1日から7月10日までです。実際に行うのは今
から2ヶ月くらい先ということになります。

「だったら6月になってから準備を始めればいいではないか?」と、考える方
もいるかと思います。

しかし、タイトルを「準備はお早めに」としたのには理由があります。
それは、社会保険の「算定基礎届」の手続期間が7月1日から7月10日で、
年度更新の申告期間と重なっているからです。

算定基礎届は4月から6月の賃金が決定しなければ作成できませんが、労働保
険の年度更新は3月までの賃金が決定すれば作成することができますので、算
定基礎届の手続よりも作成時間に余裕があります。

算定基礎届と、年度更新が7月10日までに余裕をもって終えられるように、
今から前もって準備を始めてみてはいかかでしょうか。


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■今月の健康メモ
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PC作業の多い方必見! VDT症候群とその予防法は?
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VDT症候群という言葉を聞いたことはあるでしょうか?
業務へのIT導入が進みVDT作業が増えたことにより増加している病です。


(1)VDT作業とは?

VDT作業とは、パソコンなどのディスプレイとキーボード等で構成されてい
るVDT(Visual Display Terminalsの略)機器を
使用して、文章・画像等の作成やデータの入力・検索、プログラミングなどの
作業を行うことをいいます。


(2)VDT症候群の症状とは?

VDT症候群には視覚系症状、骨格筋系症状、精神神経系症状などがあり、具
体的には以下のような症状が表れます。

1.視覚系症状
ドライアイ、目のかさかさ、充血、痛み、異物感、涙の流れ、目の疲れ、視力
の低下、目のカスミ、物がぼやけるなど

2.骨格筋系症状
肩こり、首・肩・腕の痛みとだるさ、背中の痛み、手指のしびれなど

3.精神神経系症状
イライラ、不安感、抑うつ状態、睡眠障害、食欲減退など

(3)VDT症候群の予防法は?

1.作業時間
作業の継続は60分以内とし、60分を経過した時点で10分程度の休止時間
をとり、体操をしたり、遠くの風景を見たり、目を閉じたりしましょう。

2.目と画面の位置
パソコン画面の上端が、水平視線よりも約10℃下になるように椅子の高さを
調整すること。また、目と画面との距離は40~50cmが適当です。

3.両手は必ず机に置く
キーボードの手前に両手を置くために8cm以上のスペースを確保すること。
両手が浮いてしまうと、両手の重みを両肩が支えることになり、肩こりの原因
になります。

4.パソコン画面と体が正面に向かい合うように座る
首だけ画面の方を向いて長い間作業をし続けると、肩こりや首の筋肉痛の原因
になります。

5.肘の角度
肘の角度は約90~110℃くらいになるように座ること。角度は椅子の高さ
により調整して下さい。

6.椅子
椅子は5個のキャスター付きで、簡単に高さ調整できることが大切です。
キャスター4個椅子では、椅子を前に引くときにスムーズに行かないことがし
ばしばあり不向きです。

7.座り方
深く腰掛けて、背もたれに背をつけて椅子を机に寄せて座ること。足の裏が床
についていることも大切です。机の下に書類等を置いていて邪魔になることの
ないように気をつけましょう。

VTD症候群は日々の意識で防止できます。今日から是非お試し下さい。


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