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第326号

2010年12月24日発行

法報タイムズ 第326号

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■2010.12.25/vol.326              発行総数:5,342 部

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【目 次】

■今月の人事労務相談室
■今月の健康メモ

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■今月の人事労務相談室
 ~有給休暇中の社員に在宅勤務させることはできるか?~
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 今年も残すところあとわずかです。

 年末年始になると、長期で年次有給休暇(以下、有給休暇)を
 希望する社員も多いことでしょう。

 有給休暇は、原則として社員の希望どおりに認める必要がありますが、
 会社も業務の都合があり、無条件に認めることが難しいこともあります。

 このような場合に、会社が上手く調整する手立てはあるのでしょうか。
 実際に次のような相談がありましたので、一緒に考えてみてください。
 
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【相談内容】

 ある社員から、年末年始に連続2週間の有給休暇の申請が出されました。

 しかし、このうち2日間は当社製品の顧客サポートとして、
 その社員に仕事の一部を行ってもらう必要があります。

 とはいえ、業務は軽易なもので、会社に出社する必要はなく、
 自宅でも短時間で作業できるものです。

 このような場合に、社員から申請された有給休暇を全部認めた上で、
 一時的に在宅で勤務してもらうことはできるのでしょうか。

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【社労士のアドバイス】

 まずは「有給休暇の日はどのような日か?」を改めて考えてみます。
 有給休暇を分解して説明すれば、次のようになります。

 ・休暇は、労働義務がある日に労働が免除される日
 ・有給であれば、労働が免除された日でもその日の給与は補償される

 このことから、有給休暇を認め労働義務を完全に免除されている以上、
 たとえ在宅かつ軽易な業務であっても業務を命じることはできません。

 有給休暇が申請された日にどうしても業務を命じる必要がある場合には、
 労働基準法によって、会社はその取得日を変更させることができます。

 これを「時季変更権」といいます。

 「時季変更権」は、申請された日に有給休暇を与えてしまうと、
 会社の正常な運営を妨げてしまう場合に認められています。

 単に「繁忙期だから変更して欲しい」という理由では許されません。
 代替要員を確保するための努力をしたが困難、といった事情が必要です。
 誤解されがちですが、無条件で認められているわけではありません。

 そこで、熟練していなくてもマニュアルがあればできる軽易な業務であれば、
 短期派遣などを利用できる体制づくりも事前に検討すべきです。

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■今月の健康メモ
 ~もしも同僚がうつ病になったら?(第3回)~
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 3回シリーズでお届けしてきた「同僚がうつ病になった場合の対応」も
 今回が最終回です。過去2回の記事は、リンクを参照ください。

 第1回目「うつ病の見分け方」
  
 第2回目「職場の仲間として何をしてあげればよいか」
  

 うつ病は回復期にさしかかっても、回復途中で再度再発することが
 少なくありません。

 とくに長期の休職から復帰するときは、周囲の心遣いが大切です。
 そこで、最終回のテーマは「復帰するときはどう接するべきか?」です。

 再び職場に迎え入れるときは、周囲の戸惑いもあるかもしれませんが、
 同僚として次のようなことに気をつけましょう。

 ・休職前と変わらない接し方をする(腫れ物扱いしない)
 ・就業時間を守らせる(始業・終業時間、休憩時間の声かけ)
 ・励ましの言葉はかけない(否定的にとらえるため)
 ・息抜きの時間を与える
 ・話し相手や相談相手になる
 ・多くの業務を任せず、一つずつ処理をさせる
 ・仕事の優先順位をつける手助けをする
 ・見かけよりずっと疲れやすいものと心得る

 うつ病は、今や「国民病」といわれるくらい身近な病気です。
 そして、早期発見・早期回復のためには、周囲の協力が不可欠です。

 もしも皆さんが同僚のうつ病に気づいたら、これまでの記事を参考に、
 職場の仲間としてできるかぎりの支援をしてください。

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