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第358号

2011年11月15日発行

法報タイムズ 第358号

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■2011.11.15/vol.358              発行総数:5,141 部

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   ┃法┃報┃タ┃イ┃ム┃ズ┃
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【目 次】

■セミナー開催のお知らせ
■給与・社会保険相談Q&A
■オフィスで役立つ!マル得情報

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■セミナー開催のお知らせ
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 『経営者のための労使トラブル対策セミナー』
   ~事例中心 基礎から学ぶ人事労務管理の勘どころ~

 1.いま、現実に発生している労使トラブルの典型事例
 2.万一、社員から訴えられた場合の対処方法
 3.労使トラブルの種-社員が不満に思っていること
 4.労使円満に向けて取り組むべきキーワード

 日時:2011年12月9日(金)14時~15時30分(受付:13時30分~)
 会場:アクタスマネジメントサービス株式会社 セミナールーム
 定員:先着20名
 料金:2,000円
 特典:「無料 簡易労務診断」

 お申込み・詳しい情報はこちらから
 http://www.actus.co.jp/knowledge/2011/000641.html


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■給与・社会保険相談Q&A
 海外勤務する社員の社会保険の取り扱いについて
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 近年、海外進出する企業のうち、中国やベトナム、インドといったアジアへ
 進出する企業の割合が増加しています。
 
 弊社のお客さまにもアジア進出を検討される会社が増えてきました。
 今回は、海外勤務する社員の社会保険の取り扱いについてご説明します。

【相談内容】

 この度、当社の社員を2年間の予定で海外へ出向させることになりました。
 海外へ出向中、日本における社会保険の取り扱いはどうなるのでしょうか。

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【社労士のアドバイス】
 
 出向の形態や給与の支払い方によって社会保険の取り扱いは異なってきます。

【1】基本的な考え方

 (1)在籍出向で国内企業より給与が支払われる場合

  国内企業に在籍したまま海外へ出向し、給与も国内企業から支払われる
  場合は、出向元との雇用関係は継続しているとみなされます。
  この場合、日本の社会保険へ継続して加入できます。
  従って、社会保険の変更手続きの届出も原則、不要です。
 
 (2)在籍出向で国内企業から給与が全く支払われない場合

  国内企業に在籍したまま海外へ出向し、出向先から給与の全額が支払われ、
  出向元からは全く給与が支払われない場合は、
  基本的に出向元との雇用契約は継続していないとみなされます。
  この場合、日本の社会保険には継続して加入できません。
  従って、社会保険の資格喪失手続きを行ないます。

 (3)移籍出向の場合

  国内企業との雇用関係を終了させ、海外の現地法人等との雇用関係のみ
  となる場合は、出向元である国内企業との雇用関係がなくなるため、
  日本の社会保険には継続して加入できません。
  従って、(2)同様、社会保険の資格喪失手続きを行ないます。

【2】各社会保険の取り扱い

  以上の考え方を踏まえ、各社会保険の注意点をまとめました。

 (1)健康保険

  日本の健康保険へ継続して加入できる場合は、原則、手続きは不要です。
  しかし、海外では日本の健康保険証が使用できないため、
  海外で現地の病院等にかかった場合には手続きが必要となります。
  その手続き方法は、社員に医療費を一旦全額負担していただき、
  後日、日本で加入している健康保険組合等に請求手続きを行なうことで、
  健康保険組合等が負担する分の医療費が戻ってくるというものです。

  日本の健康保険へ継続加入できない場合は、社会保険の資格を喪失させ、
  出向先である海外の社会保険制度に加入することになります。
  なお、日本の保険に継続して加入したい場合は、
  健康保険の任意継続手続きを行うことにより、最長2年間は今まで
  加入していた健康保険へ継続加入することができます。
  また、市区町村より住民票を除票していなければ、国民健康保険に
  加入するという方法もあります。

 (2)厚生年金保険

  日本の厚生年金保険へ継続して加入できる場合は、海外勤務者は、
  原則として出向先国の社会保障制度にも加入することになるため、
  保険料を二重負担する必要があります。
  ただし、日本との社会保障協定が締結されている国においては、
  赴任期間が5年以内の場合には、出向先である国の社会保障制度への
  加入が免除されます。

  今現在、日本と社会保障協定締結国は以下の12カ国です。

  ドイツ、ベルギー、オランダ、イギリス、フランス、チェコ、大韓民国、
  カナダ、スペイン、アメリカ、オーストラリア、アイルランド

  日本の厚生年金保険へ継続加入できない場合は、
  社会保険の資格を喪失させ、出向先国の社会保険制度へ加入することに
  なります。
  また、出向期間満了後は、日本に戻ってくる予定であり、
  老後に年金を満額受給したいという場合は、国民年金保険に任意加入する
  方法があります。

 (3)介護保険

  介護保険については、原則として40歳以上の人の加入が義務付けられて
  いますが、海外では介護保険サービスを受けることができません。
  従って、海外勤務をする際に「介護保険適用除外該当届」を年金事務所等
  に提出し、住民票を除票することにより介護保険料を支払う必要が
  なくなりますので忘れずに手続きをしましょう。

 (4)雇用保険

  雇用保険へ継続して加入する場合は、特に手続きは不要です。
  雇用保険へ継続加入できない場合は、日本での資格を喪失させる必要が
  あります。健康保険や厚生年金と異なり、任意加入制度はありません。
  なお、海外勤務中に会社を退職し、失業しても、失業給付は
  帰国してからでないと受給できません。

 (5) 労災保険

  労災保険については、原則、海外では保険適用外となりますが、
  「海外派遣者特別加入制度」の手続きを行うことで保険の適用を受ける
  ことができます。
  ただし、移籍出向の場合は「特別加入制度」には加入できませんので
  注意が必要です。

 海外勤務をする社員にとって海外での生活は、言語の問題や生活環境変化等
 不安が多いことかと思います。
 会社として、業務に注力をしてもらうため、少しでも不安を取り除き、
 出向の形態や給与の支払い方に注意しながら、社会保険に継続して加入
 できるような対応が必要ではないでしょうか。

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■オフィスで役立つ!マル得情報
 節電で寒い冬を乗り切る便利グッズ
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 気がつけば早いもので、今年も残すところ1ヶ月ちょっとです。
 寒さが日を追うごとに厳しくなりますがいかがお過ごしでしょうか。
 
 今年は節電の影響で例年より暖房の設定温度が低い会社が多いと思います。
 節電の冬を乗り切る為に効果的なグッズをご紹介いたします。

 (1)ホッと!温綿
    http://item.rakuten.co.jp/ys-living/si-ksi-sp-hots-pm/

  椅子に敷いて利用することで、蓄熱効果と保温力を発揮する
  エコグッズです。
  自分の体温だけで寒さをしのげる商品です。

 (2)窓下専用ヒーター
    http://www.imliving.com/windowradiator/index.html

  窓下に設置するタイプのヒーターです。
  室内に暖かな上昇気流を発生させ、窓からの隙間風を遮断し、
  足元の寒さを緩和してくれます。

(3)ホットアンドクールエコジェル
   http://www.ecohotshop.jp/item/eh-25414.html

  カイロがジェル状になったような商品です。
  電子レンジで温めることで何度も繰り返し利用できるエコグッズです。
  コンパクトなサイズなので持ち運びにも便利。
  通勤中の電車の待ち時間や出先なのでも非常に活躍してくれそうです。
  冷却することもできるので夏でも使える優れものです。

 他にも様々なアイテムがありますので、お気に入りのグッズを
 見つけてみてはいかがでしょうか。

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