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第376号

2012年05月15日発行

法報タイムズ 第376号

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■2012.5.15/vol.376              発行総数:5,077 部

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【目 次】

■給与・社会保険相談Q&A
■オフィスで役立つ!マル得情報

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■給与・社会保険相談Q&A
 海外転勤する夫に帯同するために退職する女性社員の給与等
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【相談内容】

 海外転勤する夫に帯同するために会社を退職する女性社員がいます。
 転勤期間は3年間の予定だそうです。
 次のような場合、所得税はどのように計算すべきか教えて下さい。
 また、この社員の場合、失業給付の受給はどのようになるでしょうか。

 退職日 5月31日
 出国日 5月20日(出国日以後は有給休暇を取得)
 給与と退職金支給日 5月25日
 
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【社労士のアドバイス】

 1年以上日本から離れて海外で居住する場合、出国した日の翌日から非居住
 者となります。
 非居住者に対し日本から給与等を支払う場合、原則として日本では課税され
 ないため、所得税の源泉徴収は行いません。

 しかし、日本から支払う給与等のうち、日本国内において行った勤務に対応
 する給与や退職金については、支払額に一律20%を源泉徴収しなければな
 りません。

 給与と退職金にかかる所得税の計算と失業給付について下記にまとめます。

 1.給与について
  給与計算期間の途中で非居住者に該当していますが、
  5月給与については、出国日以後、有給休暇を取得しているため、
  全額、日本国内において行った勤務に対応する給与となります。
  したがって、5月給与に対し20%を源泉徴収する必要があります。
 

 2.退職金について
  通常、退職金にかかる所得税の計算をする場合は、社員より「退職所得の
  受給に関する申告書」を提出してもらい、退職金額から勤続年数に応じた
  退職所得控除を受けて所得税の計算を行います。
  しかし、非居住者の場合はこの計算が適用されず、退職金額のうち、
  日本国内において行った勤務に対応する退職金に対し20%を源泉徴収
  する必要があります。

  長年勤務していた社員が、たまたま退職金の支払いを受けるときに
  非居住者だった場合と、居住者として通常の計算を行った場合とで
  大きな税負担の差が生じることがあります。

  そこで、確定申告時に「退職所得の選択課税」という手続きを行うことに
  より、非居住者として20%源泉徴収された税額と居住者として通常の計
  算を行った場合の税額とを比較し、非居住者で計算した方が多く源泉徴収
  されている場合には、その差額の還付を受けることができます。

  また、退職日前に退職金を支払う場合には、原則として「退職金」ではな
  く「賞与」として所得税計算を行う必要がありますので注意して下さい。


 3.雇用保険の失業給付について
  失業給付は、原則、退職日後1年以内に受給する必要があります。
  しかし、今回の社員のように、出国後は、日本で仕事を探すことが困難で
  あったり、ハローワークへの給付申請が行えず、失業給付を受けられない
  状況になることがあります。
  そのような場合は、所定の手続きを行うことにより、受給期間を延長する
  ことができます。

  失業給付の受給期間延長手続きは次のとおりです。

 (1)会社が離職票発行手続きを行い、退職者へ離職票1、2を渡す
 (2)退職者本人が離職票1、2、運転免許証等の身分証明書、
    配偶者の転勤辞令コピー等をハローワークへ持参する
 (3)ハローワークで受理されると、最大3年間プラス受給期間1年間の
    受給期間延長が可能

  この手続きは、原則、退職日後30日以内、又は退職前に出国する場合は、
  出国後30日以内に行う必要がありますので注意して下さい。


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■オフィスで役立つ!マル得情報
 ビジネスメールで最低限知っておきたい5つのポイント
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 ビジネスの上で欠かせないコミュニケーションツールが電子メールです。
 
 今号では、ビジネスメールで最低限知っておきたい5つのポイントをご紹介
 します。

 1. 件名は具体的かつ簡潔に
  メールは、件名により重要性を判断されるケースが多い為、
  件名を見ただけでメールの内容がわかるもの又は開いてもらえるような
  表現や工夫が必要です。
  文字数は20字程度で、日時や数字を盛込むといった具体的かつ簡潔な
  件名をつけるのがよいでしょう。

 (例)
  「打合せについて」→「5月15日品質管理の打合せ」
  「企画会議のご連絡」→「第3回キャンペーン企画会議のご連絡」

 2. 読みやすい工夫を盛込む
  見やすさを考慮して一行を30字前後で改行するのがよいでしょう。
  30字は一目で読む横書きの長さのちょうど良い分量です。

 3. 送信前にはあて先の確認を
  メールは送信してしまうと削除することができません。
  同姓やアドレスが似ている人への送信間違いは多く発生しています。
  メールを送信する前は、メール内容の確認とあわせて、あて先についても
  確認しましょう。

 4. セキュリティ対策を忘れずに
  秘密情報をメールに添付して送信する際には、必ずパスワードを設定する
  ようにしましょう。
  なお、パスワードは、同じメールの本文に書かず、別メールで伝えるなど
  する必要があります。

 5. 返信は早く
  メールを受信したらできるだけ早く返信するようにしましょう。
  すぐに返信することができなくても「○○の件了解しました。」
  というように受信したことを知らせるメールを出し、
  「詳細は△日までにお返事します。」と後日伝える旨を連絡すると相手も
  安心します。



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