法報タイムズ 人事労務の最新情報満載のメルマガを毎月無料でお届けします!

TOP >> 法報タイムズ

法報タイムズ

購読申し込みはこちら(購読無料)


第388号

2012年09月14日発行

法報タイムズ 第388号

■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■2012.9.14/vol.388              発行総数:4,978 部

   ┏━┳━┳━┳━┳━┳━┓
   ┃法┃報┃タ┃イ┃ム┃ズ┃
   ┗━┻━┻━┻━┻━┻━┛

アクタスマネジメントサービス株式会社/アクタス労務研究所
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■

 こんにちは。アクタスの片山です。
 
 病気等で社員が休職し、そのまま復職できずに退職するケースがあります。
 そのような社員の生活を支えるため、健康保険は一定の要件のもとに
 退職後も傷病手当金を受給できる制度を設けています。

 一定の要件とは、(1) 健康保険の加入期間が継続1年以上あること、
 (2) 資格喪失時に支給を受けている、の2つです。
 今号では(1)の加入期間の考え方について説明いたします。

======================================================================

【目 次】

 ◆給与・社会保険相談Q&A◆
  退職後も傷病手当金を受けるための「1年以上」の要件とは?

 ◆メルマガ衛生委員会◆
  第4号 「セルフケア」と「ラインケア」

 ◆セミナーのご案内◆
  1.アクタスセミナー
    人件費マネジメントセミナー
    2012年9月26日(水)【東京】

  2.提携セミナー
    固定資産に関する会計・税務の基礎知識
    2012年9月20日(木)【東京】


======================================================================
◆ 給与・社会保険相談Q&A◆
  退職後も傷病手当金を受けるための「1年以上」の要件とは?
======================================================================

【相談内容】

 約3ヶ月前より病気で休職中の社員Aが退職することになりました。
 社員Aは現在、健康保険の傷病手当金を受給していますが、
 社会保険の加入期間が1年以上継続していれば、
 退職後も引き続き受給できると聞きました。

 この社員の当社での勤務期間は10ヶ月ですが、
 前職の期間を合わせれば1年以上になります。
 
 この社員は、退職後も傷病手当金を受給できるでしょうか。

───────────────────────────────────

【社労士のアドバイス】

 退職前に継続して1年以上健康保険に加入しており、退職時に傷病手当金を
 受けていた場合には、傷病手当金の支給が始まった日から1年6ヶ月間は、
 退職後も引き続き受給できます。

 この「1年以上」については、現在の加入期間と、前職の加入期間の間に、
 1日も空白期間がなければ、それぞれの健康保険加入期間は通算されます。

 そのため、この社員が、1日も空白期間がない状態で転職をしていれば、
 退職後も引き続き傷病手当金を受けることができます。
 
 また、この加入期間の通算は、保険者が同一であることは必要ありません。
 例えば、現在が健康保険組合で前職が協会けんぽでも通算が可能です。
 しかし、健康保険組合や協会けんぽへの任意継続被保険者としての加入期間、
 国民健康保険や共済組合の加入期間は通算されないため注意が必要です。

 以下、加入期間の通算の考え方を事例で紹介します。
 
 1.加入期間の通算が認められるケース
     
   A健保組合  1月1日~6月30日
   B健保組合  7月1日~8月31日
   協会けんぽ  9月1日~12月31日

   上記の場合、数回、異なる保険者の資格の取得と喪失がありますが、
   1日も空白期間がなく被保険者の資格が続いているため、
   加入期間は通算されます
   
 2.加入期間の通算が認められないケース

   C健保組合  1月1日~6月30日
   国民健康保険 7月1日~8月31日
   協会けんぽ  9月1日~12月31日

   上記の場合、7月1日から2ヵ月間、国民健康保険に加入しているため、
   C健保組合と協会けんぽの加入期間は通算されません。

 休職中の社員が、復職できずに退職をする事態に直面したとき、
 会社として適切に対応できるように、加入期間の通算制度を
 しっかり理解しておきましょう。

======================================================================
 ◆メルマガ衛生委員会◆
  第4号 「セルフケア」と「ラインケア」
======================================================================

 前号で「4つのケア」について衛生委員会で調査審議した上で、
 心の健康づくり計画を策定し計画的かつ継続的に推進することが重要である
 とお話しました。
 
 前号はこちらをご覧下さい↓
 http://www.romu.jp/cms_magazine/2012/08/385.html

 今号では、その「4つのケア」のうち「セルフケア」と「ラインケア」
 についてお話します。

 【セルフケア】

 セルフケアとは、社員自身がストレスや心の健康について理解し、
 自らのストレスを予防・軽減あるいは対処できるようにすることです。

 社員が適切にセルフケアを行うためには、心の健康に関する知識や
情報の提供が不可欠です。

 衛生委員会では、社員に対して情報を提供し、以下の項目を内容とする
 セルフケア研修を実施することが必要です。

 (研修内容の具体例)
  ・ストレスやメンタルヘルスに対する正しい理解
  ・ストレスへの気づき、予防、対処法
  ・セルフケアの重要性、心の健康問題に関する基礎知識
  ・自発的な相談の有効性
  ・事業場内の相談先および事業場外資源に関する情報  等

 セルフケア研修は、情報提供すれば事足りると考えるのではなく、
 社員が主体的に学習して実際に使える知識やスキルが身につくよう
 効果的な研修を工夫して企画することが大切です。

 【ラインケア】

 ラインケアとは、管理監督者が職場環境の改善を推進し、
 また、部下に対する相談対応等をできるようにすることです。

 管理監督者は、部下の労働時間や仕事の質、量、人間関係等を
 把握することができ、また、職場における具体的なストレス要因を把握し、
 その改善することができる立場にあります。

 そのため、管理監督者が適切にラインケアを実施することが
 社員の心の健康づくりやメンタルヘルス対策にとって重要です。
 
 衛生委員会では、適切にラインケアを行えるように管理監督者に対して
 情報を提供し、以下の項目を内容とするラインケア研修を実施することが
 必要です。

 (研修内容の具体例)
 ・職場でメンタルヘルスを行う意義
 ・管理監督者の役割、心の健康問題に対する正しい態度
 ・職場環境等の評価、改善方法
 ・社員からの相談対応(話の聞き方、助言の仕方)
 ・労働者の個人情報の保護  等

 ラインケア研修は、経年的にレベルアップできるように計画し、
 できれば職位や部署ごとに複数回実施することが効果的です。

 このように社員に対してセルフケア研修やラインケア研修を実施する際には、
 万一、メンタルヘルス不調に陥る社員が発生した場合、その早期発見と
 適切な対応が出来るよう計画的かつ継続的に実施していくことが重要です。

======================================================================
 ◆セミナーのご案内◆
======================================================================
 1. アクタスセミナー
   2012年9月26日(水)14:00~17:00
   人件費マネジメントセミナー【東京】
   詳しい内容、お申込みはこちらから↓
   http://www.actus.co.jp/knowledge/2012/000027.html

 2. 提携セミナー
   2012年9月20日(木)14:00~17:00
   スーパーストリーム株式会社 主催
   固定資産に関する会計・税務の基礎知識【東京】
   詳しい内容、お申込みはこちらから↓
   http://www.actus.co.jp/knowledge/2012/000025.html

======================================================================
 ◆皆様のご意見をお寄せください◆
======================================================================

 『法報タイムズ』を毎号ご愛読いただきまして、ありがとうございます。
 アクタスでは、法報タイムズの更なる充実を目指し、
 読者の皆様からメルマガに関するご要望やご意見をお待ちしております。
 下記専用フォームより、皆様のご意見をお寄せください。

 https://www.romu.jp/counseling/form.php

======================================================================

■このメールマガジンは以下の配信システムを利用しています。
    まぐまぐ http://www.mag2.com/
    melma!  http://www.melma.com/

■バックナンバー http://archive.mag2.com/0000041295/index.html

■変更・解除は、ご登録いただいた配信システムで行ってください。

======================================================================

■当マガジンは、法律問題の解説にあたり、十分な調査・研究を踏まえた上で
 発表しておりますが、読者がこれを実行されるにおいては一切責任を負いま
 せんので、ご注意ください。

■掲載記事の全部または一部の無断転載、複写、その他の二次的利用を禁止し
 ます。

■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

【発行元】

 アクタスマネジメントサービス株式会社/アクタス労務研究所

【運営WEBサイト】

 アクタスWEBサイト     http://www.actus.co.jp/
 アクタス人事労務WEBサイト http://www.romu.jp/

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■

バックナンバーTOPへ
ページの先頭へ