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第418号

2013年07月12日発行

法報タイムズ 第418号

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 ■2013.7.12/vol.418              発行総数:4,810 部

 

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    ┃法┃報┃タ┃イ┃ム┃ズ┃
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アクタスマネジメントサービス株式会社/アクタス労務研究所
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 こんにちは。

 

 人事労務担当者は年度更新申告や算定基礎届の業務を終え、
 一段落した頃ではないでしょうか。

 

 梅雨が明け、暑い季節となりました。
 この時期注意が必要なのが熱中症です。
 今号ではQ&A、コラム共に熱中症に関する内容を取り上げました。

 

 Q&Aでは万が一、社員が熱中症になった場合の労災手続きについて、
 コラムでは熱中症の予防について解説しています。

 

                           (遠藤 香緒利)
  
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【目 次】

 

 ◆給与・社会保険相談Q&A◆
  業務中に発症した熱中症は労災給付の対象か

 

 ◆メルマガ衛生委員会◆
  第13号 職場環境
  熱中症予防
  
 ◆助成金のご案内◆
  中小企業事業主必見
 「職場意識改善助成金」の申請期限が近づいています!
 
 ◆セミナーのご案内◆
 1.アクタスセミナー
  「消費税増税事前対策」
  2013年7月25日(木)【東京(赤坂)】
  2013年8月2日(金)【東京(荒川)】 
  2013年8月7日(水)【大阪】

 

 2.提携セミナー

 

  「現場で見た!役に立つ経営承継セミナー」
  2013年7月26日(金)【東京】

 

  「トラブルから会社を守る就業規則整備のポイント」
  2013年8月8日(木)【東京】

 

  「基礎から学ぶ資金繰りの考え方とキャッシュ・フロー計算書の作成」
  2013年8月20日(火)【東京】

 

  「法人税申告実務の基礎」
  2013年8月23日(金)【大阪】

 

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 ◆ 給与・社会保険相談Q&A◆
  業務中に発症した熱中症は労災給付の対象か
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【質問】

 

 当社は製造業を営む会社です。
 工場のライン業務を担当する社員が作業中に突然倒れ、
 医師から熱中症と診断され治療を受けています。

 

 このような場合、労災給付の対象となるのでしょうか。
 また、どのような手続きを行えばよいのでしょうか。

 

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【回答】
 
 労災給付の対象になるかどうかは、その病気やケガが会社の指揮下において
 業務を行っている途中に、業務上の理由により発生したかで判断されます。

 

 熱中症は、他の労働災害に比べ、その関連性が見えにくいことから
 次のような認定要件に従い、判断されることになります。

 

 <熱中症の労災認定要件>
 (1)業務上の突発的又はその発生状態を時間的、場所的に明確にし得る
    原因が存在すること
 (2)その原因の性質、強度、これらが身体に作用した部位、災害発生後
    発病までの時間的間隔等から災害と疾病との間に因果関係が認めら
    れること
 (3)業務に起因しない他の原因により発病(または増悪)したものでない
    こと

 

 具体的には、気温の高い時間また場所で作業をしている途中に発症し、
 その原因が社員自身の体調が原因で起こったものでない事が要件となります。
 
 ご質問の社員については、熱中症を発症した当日の気温、湿度が高く、
 また工場内に冷房設備がないなどの状況下において、本人の寝不足等などの
 身体上の原因がない中で発症した場合には、労災給付の対象となる可能性が
 高いといえます。

 

 この場合の手続きとしては、治療を受けた医療機関が労災指定病院か、
 それ以外の医療機関かで異なるため、以下に各々のケースについて
 解説します。

 

 1.医療機関が労災指定病院の場合
  「療養補償給付たる療養の給付請求書(5号様式)」を医療機関窓口に
  提出することにより、本人負担なしで治療を受けられます。

 

  緊急のため、請求書を提出せずに、治療費を負担して治療を受けた場合は、
  後日、医療機関窓口へ5号様式を提出することにより、治療費の全額が
  返金されます。

 

 2.医療機関が労災指定病院以外の場合
  医療機関窓口へ労災給付の申請を行う旨を伝え、治療費の全額を支払い、
 「療養補償給付たる療養の費用請求書(7号様式)」へ次の書類を添付し、
  労働基準監督署へ届出ます。
  これにより、治療費の全額が療養補償給付として支給されます。
 (添付書類)
  ・治療を受けた医療機関の領収書
 
  労災指定病院以外の医療機関の場合、一時的に社員が治療費の全額を
  負担しなければならないため、会社は付近の労災指定病院を事前に調べ、
  万が一、労災事故が発生した際は、社員へ労災指定病院を案内できるよう
  にしておきましょう。

 

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 ◆メルマガ衛生委員会◆
  第13号 職場環境
  熱中症予防
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 ここ連日の暑さで、熱中症になる人が増えてきました。
 総務省の調査によると、平成22年以降、毎年約4万人が熱中症により
 救急搬送されています。

 

 今年も暑くなることが予想されておりますので、衛生委員会の審議事項に
 「熱中症予防」を是非とも盛込んでいただきたいと思います。
 今号では熱中症の基礎知識と予防対策について解説します。

 

 1.熱中症とは
  高温多湿な環境下で、体内の水分や塩分のバランスが崩れたり、
  体温調整機能がうまく働かないなどの理由で、体内に熱がたまり、
  筋肉痛や大量の発汗、さらには吐き気や倦怠感などの症状が現れ、
  重症になると意識障害などが起こります。

 

 2.熱中症予防対策
  予防には、個人ができる対策と、職場の環境改善による対策とがあります。

 

 【個人ができる予防対策】
  ・こまめな水分と塩分の補給
  ・通気性の良い、吸湿・速乾の衣服着用
  ・保冷剤、氷などによる体の冷却

 

 【職場の環境改善による予防対策】
  ・エアコンやサーキュレーターを使った温度調整
  ・室温の上がりにくい環境の確保(すだれ、遮光カーテンなど)
  ・産業医の巡回頻度を増やす

 

 また、衛生委員会では次のような対策を取ることが有効的と考えられます。

 

 【対策例】
  ・熱中症に関するポスターやパンフレットの作成
   社員に対して熱中症予防のための正しい知識を提供し、
   社員自身で行える予防対策について周知する。
  ・熱中症予測の開示
   環境省や日本気象協会の提供する熱中症予測を活用し、
   警戒の必要な日に朝礼で周知するなど、注意を呼びかける。
  
  熱中症予防情報(環境省)
   http://www.wbgt.env.go.jp/
  熱中症指数(日本気象協会)
   http://season.tenki.jp/season/indexes/heat_syndrome/

 

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 ◆助成金のご案内◆
  中小企業事業主必見
 「職場意識改善助成金」の申請期限が近づいています!
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 「残業時間を減らしたい」
 「有給休暇の取得を促進して社員のやる気をアップさせたい」
 「労務管理について専門家に相談したい」など、
 働きやすい職場を作りたいと思っている中小企業事業主に対し、
 それらの実施に要した費用の一部が国から助成金として支給されます。

 

【職場意識改善助成金の概要】

 

 1.対象事業主 
  雇用する労働者の年次有給休暇の年間平均取得日数が9日未満または
  月間平均所定外労働時間数が10時間以上であり、
  労働時間等の設定の改善(※)に積極的に取り組む意欲がある中小企業主。

 

 (※)各事業所における労働時間、年次有給休暇等に関する事項についての
  規定を労働者の生活と健康に配慮するとともに、多様な働き方に対応して
  より良いものとしていくこと。

 

 2.助成内容
  2つの助成コースのいずれかを選びます。
 
 (1)職場意識改善コース(支給上限額:20万円)
   支給対象となる取り組み
   ・労務管理担当者に対する研修
   ・労働者に対する研修、周知・啓発
   ・外部専門家によるコンサルティング
   ・就業規則・労使協定等の策定・見直し

 

 (2)労働時間管理適正化コース(支給上限額:60万円)
   支給対象となる取り組み
   ・労務管理用ソフトウェア
   ・労務管理用機器
   ・デジタル式運行記録計(デジタコ)
   ・テレワーク用通信機器
    などの導入・更新

 

 3.成果目標の設定
  以下の成果目標の達成を目指して実施します。
 
 a年次有給休暇の取得促進 
  労働者の年次有給休暇の年間平均取得日数を1日以上増加させる

 

 b所定外労働の削減
  労働者の月間平均所定外労働時間数を1時間以上削減させる

 

 4.支給額
  取り組みの実施に要した経費の一部を、目標達成状況に応じて支給します。
 
 (1)職場意識改善コース
    助成額 :対象経費の合計額の1/2 X 補助率(※)
    対象経費:謝金、旅費、会議費、通信運搬費、印刷製本費、
         消耗品費、委託費 など
 
 (2)労働時間管理適正化コース
    助成額 :対象経費の合計額の1/2 X 補助率(※)
    対象経費:機械装置等購入費、消耗品費、委託費など

 

   (※)補助率 
      a、bともに達成  3/3
      どちらか一方を達成 2/3 
      どちらも未達成   1/3

 

 5.手続きの流れ
 (1)都道府県労働局に「職場意識改善助成金事業実施承認申請書」と
    計画書などの必要書類とともに提出し、事業実施の承認を受ける。
    (締切は7月末日)
 (2)提出した計画に沿って取り組みを実施
 (3)取り組みが完了次第、「職場意識改善助成金事業実施状況報告書」を
    都道府県労働局に提出
 (4)都道府県労働局に支給申請
    (締切は2月末日)

 

 詳細は厚生労働省HPをご覧ください。


 http://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/roudoukijun/jikan/syokubaisiki.html

 


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 ◆セミナーのご案内◆
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 1.アクタスセミナー
 平成26年4月1日に8%、その1年半後の平成27年10月1日に10%に引き
 上げられる予定になっている消費税。

 

 最近、政府与党関係者から、消費税引き上げは景気の先行きを見て判断する
 といったコメントが出るようになってきているものの、消費税率のアップに
 向けた周辺整備は着々と進んでいます。

 

 アクタスでは、円滑で適正な価格転嫁のための法律の概要、総額表示義務の
 緩和、公表された経過措置の内容や価格戦略で検討すべき課題など、消費税
 増税に対応して今後が検討すべき事前対策をわかりやすく解説いたします。

 

 ◎内 容 :「消費税改正による企業実務への影響」

 

 ◎セミナー内容
  (1)景気条項の確認 ~税率引き上げは本当に行われるのか~
  (2)経過措置の取扱 ~指定日前の契約とは~
  (3)転嫁対策 ~どうなる還元セールと総額表示~
  (4)経営対策 ~価格戦略どうなるこの値段~
  (5)低所得者対策 ~軽減税率は導入されるか~
  (6)その他の改正点

 

 ◎受講料: 無料

 

 ◎詳細・お申込み

 

 <東京(赤坂)会場>
   2013年7月25日(木)14:00~16:00
   http://www.actus.co.jp/seminar/detail/216.html

 

 <東京(荒川)会場>
   2013年8月2日(金)14:00~16:00
   http://www.actus.co.jp/seminar/detail/218.html


 <大阪会場>
   2013年8月7日(水)15:00~17:00
   http://www.actus.co.jp/seminar/detail/219.html

 

 2.提携セミナー

 

   東京中小企業投資育成株式会社/アクタス税理士法人 共催
   2013年7月26日(金)15:00~17:00【東京】
   「現場で見た!役に立つ経営承継セミナー」
   詳しい内容、お申込みはこちらから↓
   http://www.actus.co.jp/seminar/detail/217.html

 

   スーパーストリーム株式会社 主催 
   「トラブルから会社を守る就業規則整備のポイント」
   2013年8月8日(木)14:30~16:30【東京】
   詳しい内容、お申込みはこちらから↓
   https://ssedu.smartseminar.jp/public/seminar/view/1041

 

   スーパーストリーム株式会社 主催 
   「基礎から学ぶ資金繰りの考え方とキャッシュ・フロー計算書の作成」
   2013年8月20日(火)13:30~16:30【東京】
   詳しい内容、お申込みはこちらから↓
   https://ssedu.smartseminar.jp/public/seminar/view/1042

 

   スーパーストリーム株式会社 主催 
   「法人税申告実務の基礎」
   2013年8月23日(金)13:00~17:00【大阪】
   詳しい内容、お申込みはこちらから↓
   https://ssedu.smartseminar.jp/public/seminar/view/1047

 


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【発行元】

 

 アクタスマネジメントサービス株式会社/アクタス労務研究所

 

【運営WEBサイト】

 

 アクタスWEBサイト     http://www.actus.co.jp/
 アクタス人事労務WEBサイト http://www.romu.jp/

 

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