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第430号

2013年11月15日発行

法報タイムズ 第430号

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 ■2013.11.15/vol.430             発行総数:4,761 部

 

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アクタスマネジメントサービス株式会社/アクタス労務研究所
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 こんにちは。

 

 現在、70歳から74歳の医療費の窓口負担は1割ですが、
 2014年度から2割負担に引き上げられる方向で検討されています。
 

 年金支給額が減っているだけに、負担ばかりが増え、
 老人ご本人はもちろんご家族の方も心配かと思います。
 
 
 ただ、例えば医療費が100万円かかった場合、2割の20万円を負担し
 なければならないかというと、そうではありません。
 健康保険で高額療養費制度というものがあり、その制度を利用することで
 窓口で支払った医療費が戻ってきます。

 

 今号では、高額療養費制度について解説しますので、
 この機会に制度の概要を押さえていただければと思います。

 

                      (遠藤 香緒利)

 

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【目 次】

 

 ◆給与・社会保険相談Q&A◆
  医療費が高額になった場合に払い戻しを受けられる高額療養費制度とは

 

 ◆メルマガ衛生委員会◆
  第17号 社員の健康管理 インフルエンザ対策
 

 ◆セミナーのご案内◆
  1. アクタスセミナー
  「TKC経営支援セミナー2013」
  2013年11月27日(水)【大阪】

 

  2.提携セミナー
  「税務基礎力アップ講座 交際費」
  2013年11月25日(月)【東京】

 

  「税務基礎力アップ講座 資本的支出と修繕費」
  2013年11月25日(水)【東京】

 

  「消費税改正 事前対策セミナー」
  2013年11月27日(水)【東京】

 


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 ◆ 給与・社会保険相談Q&A◆
  医療費が高額になった場合に払い戻しを受けられる高額療養費制度とは
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【質問】

 

 治療が長引き医療費が高額になる社員がいます。
 医療費の払い戻しを受けられる制度があると聞きましたが、
 どのような制度なのでしょうか。

 

 弊社は協会けんぽ管轄の事業所です。

 

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【回答】
 
 1か月の医療費の自己負担額の合計が高額となる場合に、
 一定の金額(自己負担限度額)を超えた部分が払い戻される制度を
 高額療養費制度といいます。
 
 自己負担限度額は、社員の年齢および所得状況により異なります。
 具体的な計算方法は協会けんぽのHPをご覧ください。
 http://www.kyoukaikenpo.or.jp/g3/cat320/sb3170/sbb31709/1945-268
 
 1か月にこの自己負担限度額を超える医療費を支払った場合は、
 「健康保険高額療養費支給申請書」を協会けんぽへ届出ることにより、
 自己負担限度額を超える部分について、払い戻しを受けることができます。

 

 例えば、一般の40歳になるサラリーマンが入院して医療費が月100万円
 (食事負担や差額ベッド代除く)かかった場合、3割負担で30万円が
 負担額になるわけではありません。
 医療費100万円から26万7000円を引いた額の1%に
 8万100円を足した、8万7430円が負担額になります。

 

 窓口で30万円支払った場合、21万2570円の払い戻しを受けることが
 できます。

 

 自己負担限度額を計算する際の注意点、
 高額療養費の抑えるべきポイントを以下にまとめました。
 
 1.歴月単位で計算します。
  自己負担限度額の計算は、1日から月末までの歴月単位で計算します。
  
 2.自己負担限度額に含めることのできる医療費は限定されています。
  自己負担限度額の計算に含めることができる医療費は、
  保険適用となる診療に対して社員が支払った医療費です。
  入院時の食事にかかる入院時食事療養費や入院時の食事と居住費を
  あわせた入院時生活療養費または社員の希望によりサービスを受ける
  差額ベッド代、先進医療に係る費用などは自己負担限度額の計算には
  含められません。
  
 3.複数の医療機関の自己負担額を合算できます。
  一つの医療機関における自己負担では限度額を超えない場合でも、
  複数の医療機関の自己負担額を合算することができます。
  ただし、社員の年齢が70歳未満の場合は、
  自己負担額が21,000円以上の場合に限り、
  自己負担額の合算が認められています。
 
 4.世帯合算ができます。
  社員の窓口負担では自己負担限度額に達しなくても、
  同じ月に社員の被扶養者が支払った医療費がある場合は、
  その自己負担額を合算することができます。
  ただし、社員の年齢が70歳未満の場合は、
  自己負担額が21,000円以上の場合に限り、
  自己負担額の合算が認められています。
 
 5.高額療養費の多数該当者は、自己負担限度額が軽減されます。
  直近の12カ月間に3回以上高額療養費を受けている場合は、
  4回目から自己負担限度額は以下の金額に軽減されます。

 

 6.事前申請により窓口負担が自己負担限度額までとなります。
  入院などにより高額の医療費の支払いが見込まれる場合は、
  事前に医療機関窓口に「健康保険限度額適用認定証」と健康保険証を提出
  することで、窓口負担を自己負担限度額までとすることができます。
  この認定証は、協会けんぽへ「健康保険限度額適用認定申請書」を提出
  することで交付されます。

 

 高額療養費は申請後、払い戻しまでに3か月程度かかります。
 事前に高額の医療費が見込まれる場合は、限度額適用認定証の交付を受け、
 窓口負担の軽減をして頂くのがよいでしょう。

 

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 ◆メルマガ衛生委員会◆
  第17号 社員の健康管理
  インフルエンザ対策
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 今年もインフルエンザの流行が心配される時期になりました。
 10月28日~11月3日の1週間に厚生労働省に届けられた
 インフルエンザ報告数は399件で、10月初旬から増加傾向にあります。
 
 会社としては、社員の健康管理と事業の継続という観点から
 職場における感染予防に取り組むことが必要です。

 

 そこで、衛生委員会で実施できる有効な感染の防止策として、
 以下が挙げられます。

 

 1.対人距離の保持
  対人距離の保持は最も重要な感染予防策とも言われています。
  咳、くしゃみによる飛沫は2メートル程度まで飛ぶため、
  感染者または咳をしている人から2メートル以内に近づかないことが
  基本となります。
  不要不急の外出は避け、不特定多数の人が集まる場所には極力行かない
  よう、業務のあり方や施設の使用方法の検討などを行ってください。

 

 2.手洗い
  手洗いは感染防止策の基本であり、外出からの帰宅後、不特定多数の人が
  触るような場所に行った後は、忘れずに手洗いをすることが必要です。
  流水と石鹸を併用した手洗いはできれば15秒以上行い、
  消毒用アルコールは完全に揮発するまで両手を擦り合わせることで
  効果を上げられます。
  ポスターなどを活用し、手洗いの励行を促すなどしてください。

 

 3.咳エチケット
  咳エチケットは風邪などで咳やくしゃみがでる時に、
  他人にうつさないためのエチケットです。
  飛沫の拡散を防ぐために、ティッシュなどで口と鼻を被い、
  他の人から顔をそむけることが重要です。
  また、マスクの着用は飛沫拡散を防ぐ効果があります。
  咳やくしゃみを押さえた手は洗う前に不用意に周囲に触れず、
  ティッシュや使用済のマスクはすぐにゴミ箱に捨てるなど配慮が必要です。
  手洗い同様ポスターなどによる励行を促すなどしてください。

 

 4.職場の清掃・消毒
  人がよく触れるところを清掃・消毒することで、
  周囲への接触感染防止効果を上げることができます。
  触れる頻度の高いところは、1日1回以上行うとよいでしょう。

 

 5.インフルエンザワクチンの接種
  ワクチンの接種で感染リスクを軽減します。
  接種に適さない人もいるので、強制はできませんが、推奨や費用補助等で
  接種率を高めることも有効です。

 

 今後、メディア等による感染情報にも気を配りながら、会社が率先して
 感染対策を実施していくことが重要です。
 また、衛生委員会においても、情報収集を行い、会社と連携・協力して
 対策を推進していくよう努めてください。

 

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 ◆セミナーのご案内◆
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 1. アクタスセミナー
  「TKC経営支援セミナー2013」
  2013年11月27日(水)14:30~16:45【大阪】
   詳しい内容、お申込みはこちらから↓
   http://www.actus.co.jp/seminar/detail/246.html

 

 2. 提携セミナー
   税務研究会 主催
   「税務基礎力アップ講座 交際費」
   2013年11月25日(月)10:00~12:00【東京】
   詳しい内容、お申込みはこちらから↓
   http://www.actus.co.jp/seminar/detail/251.html
    
   税務研究会 主催
   「税務基礎力アップ講座 資本的支出と修繕費」
   2013年11月25日(月)13:30~15:30【東京】
   詳しい内容、お申込みはこちらから↓
   http://www.actus.co.jp/seminar/detail/250.html

 

   株式会社インターネットイニシアティブ様他3社 共催
   「消費税改正 事前対策セミナー」
   2013年11月27日(水)14:00~16:40【東京】
   詳しい内容、お申込みはこちらから↓
   http://www.actus.co.jp/seminar/detail/248.html

 

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【発行元】

 

 アクタスマネジメントサービス株式会社/アクタス労務研究所

 

【運営WEBサイト】

 

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 アクタス人事労務WEBサイト http://www.romu.jp/

 

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