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第466号

2014年11月14日発行

法報タイムズ 第466号

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 ■2014.11.14/vol.466              発行総数:4,670 部

 

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アクタスマネジメントサービス株式会社/アクタス労務研究所

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 日脚が短くなり、秋の深まりを実感するようになりました。
 

 全国健康保険協会(協会けんぽ)の発表によりますと、平成25年の傷病手
 当金の受給者のうち、精神疾患を原因とするものは22,161人となって
 おり、これは平成10年の5,505人から約4倍に増えています。
 また、これらの病気は治療に時間がかかることが多いため、在職中では治癒
 に至らず、受給期間の途中で退職になる社員が多いのではないでしょうか。
 

 そこで今号では、退職する社員が引き続き傷病手当金を受給する際の注意点
 について解説します。

                           (山崎 精一郎)

 

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【目 次】

 

 ◆給与・社会保険相談Q&A◆
  退職する社員が傷病手当金を受給する際の注意点は?

 

 ◆メルマガ衛生委員会◆
  第27号 インフルエンザ対策

 

 ◆セミナーのご案内◆
  提携セミナー

 

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 ◆ 給与・社会保険相談Q&A◆
  退職する社員が傷病手当金を受給する際の注意点は?
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【質問】

 

 精神疾患で休職中の社員が退職することになりました。
 その社員は在職中、傷病手当金を受給していたのですが、退職後についても
 受給できるかという質問がありました。
 引き続き受給することは可能でしょうか。また雇用保険の失業給付との関係
 についても、教えてください。

 

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【回答】
 

 一定の条件を満たしていれば、退職後も傷病手当金を継続して受けることが
 できます。これを「資格喪失後の継続給付」といいます。

 

 退職して健康保険の資格を喪失すると健康保険の各種給付は受けられないの
 が原則ですが、退職日当日まで引き続き1年以上、健康保険の被保険者であっ
 た社員が傷病手当金の受給中に退職した場合、継続して傷病手当金を受ける
 ことができます。

 

【支給期間】

 傷病手当金の継続給付が受けられるのは、元々の傷病手当金の支給期間であ
 る1年6ヶ月の範囲内で、在職中に支給された期間を差し引いた残りの期間
 となります。

 

【失業給付との関係】

 1.傷病手当金の継続給付を受給している間は、雇用保険の失業給付(失業
  手当)を受給することは出来ません。
  退職をすると雇用保険の失業給付の申請をすることになると思われますが、
  失業給付を受けるためには、大前提として「就職して働くことのできる能
  力がある」ことが必要です。
  病気やケガで傷病手当金を受給している間は「就職して働くことのできる
  能力がない」と認定されているわけですから、その間は失業給付を受ける
  ことが出来ないということになります。
 

 2.失業給付には、受給期間の延長制度があります。
  失業給付の受給期間は原則として退職後1年間ですので、療養期間が長引き
  傷病手当金を受給する期間が1年を超えるようになれば、失業給付を全く受
  給しないという状況もあり得ます。そのような場合に備え、雇用保険には
 「受給期間の延長制度」があります。
  この制度は、病気やケガで退職してすぐに働けない場合、所定の手続をす
  ることにより原則1年間の失業給付の受給期間を最長4年まで延長できる
  という制度です。
  この制度を活用すれば、傷病手当金を最大1年6ヶ月分受給した後でも、
  失業給付を受給することが可能となります。

 

 傷病手当金や失業給付は金額も大きく受給期間も長いので、延長制度は万が一
 に備え是非活用するようご案内いただきたい制度です。
 

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 ◆メルマガ衛生委員会◆
  第27号 インフルエンザ対策
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 今年もインフルエンザの流行が心配される時期となりました。
 衛生委員会では、インフルエンザ対策について次のような予防策と発症時の
 対応について検討し、社内周知を図るようにしましょう。

 

 ■インフルエンザの予防策

 1.流行前のワクチン接種
 インフルエンザに対するワクチンは、個人差がありますが、接種後、効果が
 現れるまでに約2週間程度かかり、約5ヶ月間その効果が持続するとされて
 います。インフルエンザ流行は12月下旬から3月上旬が中心ですので、
 12月上旬までの接種を呼びかけましょう。
 なお、加入の健康保険組合により、ご本人以外にも補助が出ることがあります。
 また、接種を促すため、費用を会社が負担するケースも増えています。
 ワクチン接種に係る補助の案内等、本年の取り扱いを確認し、早めに社内に
 告知しましょう。

 

 2.適切な湿度の保持
 インフルエンザ感染には空気の乾燥が関連します。室内では、加湿器などを
 使って適切な湿度(50~60%)を保つことも予防に効果的です。
 衛生委員会で、社内の湿度を定期的に点検すると良いでしょう。

 

 3.日頃の生活の中で各社員に心がけてもらうこと
 ・日ごろから睡眠不足や食生活に気を配り、十分な栄養と休息をとること。
 ・外出後の手洗い、アルコールによる手指消毒を行うこと。
 ・人込みや繁華街への外出を控え、外出する場合にはマスクを着用すること。
 これらを社内にポスター等で告知し、施行を促しましょう。

 

 ■インフルエンザ発症時の対応
 インフルエンザの症状は風邪の症状と似ていますが、いわゆる風邪薬と
 言われるものは、発熱や鼻汁、鼻づまりなどの症状をやわらげることは
 できますが、インフルエンザウイルスや細菌に直接効くものではありません。
 インフルエンザの症状がでたら、早めに医療機関を受診して治療を受けるよ
 う告知しておきましょう。

 また、インフルエンザにかかったらどのくらいの期間外出を控えれば良いの
 でしょうか。職場復帰の目安については決まったものがありませんが、
 社内への蔓延を防ぐのに具体的な出勤停止期間を定めるのも有効です。
 社内の規定等で定めが無い場合には、会社と相談しながら、出勤停止期間に
 ついて、検討の機会を設け、労働環境の改善を働きかけても良いでしょう。
 参考までに、現在、学校保健安全法では「発症した後5日を経過し、かつ、
 解熱した後2日を経過するまで」をインフルエンザによる出席停止期間とし
 ています(ただし、病状により学校医その他の医師において感染の恐れがな
 いと認めたときは、この限りではありません)。
 

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 ◆セミナーのご案内◆
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 提携セミナー

 

 一般社団法人神戸新聞文化センター 主催
 「平成27年からの増税に関する対策」
 2014年11月19日(水)14:00~15:30【兵庫】
 詳しい内容、お申込みはこちらから↓
 http://www.actus.co.jp/seminar/detail/461.html

 

 スーパーストリーム株式会社 主催
 「外貨建て取引の会計税務の基礎知識」
 2014年11月19日(水)14:00~17:00【東京】
 詳しい内容、お申込みはこちらから↓
 http://www.actus.co.jp/seminar/detail/455.html

 

 一般社団法人企業研究会 主催
 「『マイナンバー制度』開始に向けて企業が取り組むべき対応」
 2014年11月25日(火)13:30~16:00【東京】
 詳しい内容、お申込みはこちらから↓
 http://www.actus.co.jp/seminar/detail/458.html
 

 

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【発行元】

 

 アクタスマネジメントサービス株式会社/アクタス労務研究所

 

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 アクタスWEBサイト     http://www.actus.co.jp/
 アクタス人事労務WEBサイト http://www.romu.jp/

 

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