法報タイムズ 人事労務の最新情報満載のメルマガを毎月無料でお届けします!

TOP >> 法報タイムズ

法報タイムズ

購読申し込みはこちら(購読無料)


第547号

2017年02月15日発行

法報タイムズ 第547号

■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 ■2017.2.15/vol.547              発行総数: 4,917 部

    ┏━┳━┳━┳━┳━┳━┓
    ┃法┃報┃タ┃イ┃ム┃ズ┃
    ┗━┻━┻━┻━┻━┻━┛

アクタス社会保険労務士法人/アクタスマネジメントサービス株式会社
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■

 前月中の給与等の金額がない場合の賞与の源泉徴収税額の計算方法について
 解説いたします。                   
                            (鎌本 紀子)

======================================================================

 【目次】

 ◆給与・社会保険相談Q&A◆
  前月中の給与等の金額がない場合の賞与の源泉徴収税額の計算方法

 ◆メルマガ衛生委員会◆
  衛生委員会の重要性は増しています!

 ◆セミナーのご案内◆
  提携セミナー

======================================================================
 ◆ 給与・社会保険相談Q&A◆
  前月中の給与等の金額がない場合の賞与の源泉徴収税額の計算方法
======================================================================

 【質問】

 前月中の給与等の金額がない場合の賞与の源泉徴収税額は特別な計算方法に
 なると聞きました。具体的な計算方法を教えてください。

───────────────────────────────────

 【回答】

 賞与から徴収する源泉徴収税額の計算方法は、大きく2種類あります。
 ※本文中の[賞与]および[前月給与]は、何れも社会保険料等控除後の金
 額を指します。

 一つ目は、[賞与]に税率を乗じて計算する方法で、ほとんどの場合、この
 方法で計算します。
 [前月給与]と[扶養親族等の数]を[賞与に対する源泉徴収税額の算出率
 の表]に当てはめ、「社会保険料等控除後の賞与金額」に乗ずべき[税率]
 を求めます。
 従って、[前月給与]が高ければ、税率が高くなり、逆に低い場合には税率
 が低くなります。

 二つ目は、毎月の給与計算の源泉徴収税額計算に使用している「月額表」
 から計算する方法で、次の2つの何れかに該当する場合は、この方法で計算
 します。

 1.[前月給与]がゼロの場合
 (1) [賞与]÷6
 (2) (1)を[月額表]に当てはめて求めた税額
 (3) (1)×6・・・賞与から源泉徴収すべき税額になります。
 2.[賞与]>[前月給与]×10倍
 (1) [賞与]÷6+[前月給与]
 (2) (1)を[月額表]に当てはめて求めた税額
 (3) (1)-[前月給与]に対する源泉徴収税額
 (4) (3)×6・・・賞与から源泉徴収すべき税額になります。
 注)賞与の計算期間が半年を超える場合は、上記算式の6を12で計算しま
   す。

 このような計算に該当するケースとして、1.は、入社月に支払われる賞与や
 休職者が復帰した月に支払われる賞与、2.は、高額な賞与や、前月給与が日
 割等で低額になっていた場合等が考えられます。

 前月給与が低すぎる(もしくはゼロ)の場合に、税額が徴収されるようにな
 っているわけですが、例えば、前月給与ゼロの方に50万の[賞与]支払が
 あったとすると、1.のケースに該当し、(1)は50万÷6=83,333円、
 (2)は、0円、(3)は、0円×6=0円となり、徴収税額はゼロになります。
 このようなケースは、年間所得が確定し、年末調整計算を行うと、賞与から
 所得税が徴収されていなかったことが原因で不足税額の発生する可能性が高
 くなりますので、予め、該当の従業員へ説明しておくと良いでしょう。

 【ご参考:賞与に対する源泉徴収】
 https://www.nta.go.jp/taxanswer/gensen/2523.htm
 【ご参考:平成29年分 源泉徴収税額表】
 https://www.nta.go.jp/shiraberu/ippanjoho/pamph/gensen/zeigakuhyo2016/01.htm

======================================================================
 ◆メルマガ衛生委員会◆
   衛生委員会の重要性は増しています!
======================================================================

 昨今、衛生委員会の重要性が増し、より注目を浴びるようになっています。
 昨年から始まったストレスチェックにおいても、衛生委員会は実施体制・実
 施方法、情報の取扱い、記録の保存方法等を審議することが求められており、
 不可欠な存在となっています。
 また、政府が特に力を入れている過重労働対策をはじめとする労働者の心身
 の健康確保のための規制強化においても、衛生委員会はますます重要な機能
 を果たすことが期待されています。
 このような状況を踏まえ、衛生委員会を理解して積極的な活用をさらに進め
 ていただくために、労働安全衛生法で定められている衛生委員会の要件のお
 さらいをしたいと思います。

 【設置の基準】
 衛生委員会は、常時使用する労働者が50人以上の事業場(会社単位ではあ
 りません)に設置しなければなりません。この人数には、短時間労働者や派
 遣労働者も含めなくてはなりません。

 【委員の構成】
 衛生委員会のメンバーは、
 (1)総括安全衛生管理者またはそれ以外の者で、当該事業場において事業の実
   施を統括管理するもの若しくはこれに準ずる者1名(議長)
 (2)衛生管理者
 (3)産業医
 (4)労働者(衛生に関する経験を有する者)
  とされています。

 なお、(1)以外の委員の半数については、労働者の過半数で組織する労働組合
 (無い場合には労働者の過半数代表)の推薦に基づいて指名しなければなら
 ないとされています。

 【主な調査審議事項】
 (1)衛生に関する規程の作成に関すること。
 (2)衛生に関する計画の作成、実施、評価及び改善に関すること。
 (3)衛生教育の実施計画の作成に関すること。
 (4)定期健康診断等の結果に対する対策の樹立に関すること。
 (5)長時間にわたる労働による労働者の健康障害の防止を図るための対策の樹
   立に関すること。
 (6)労働者の精神的健康の保持増進を図るための対策の樹立に関すること。

 【その他】
 (1)毎月1回以上開催すること。
 (2)委員会における議事の概要を労働者に周知すること。
 (3)委員会における議事で重要なものに係る記録を作成し、これを3年間保
   存すること。

 また、上記設置の基準に満たない事業場でも、衛生委員会の設置に替えて、
 衛生に関する事項について関係労働者の意見を聴くための機会を設けるよう
 にすることが求められています。

 衛生委員会を理解して、会社の法令遵守と労働者の健康確保のためにしっか
 りと運用するようにしてください。

 【ご参考】
 http://www.romu.jp/cms_qanda/2016/01/qa-20160120.html

 さて、最後になりますが、今回で57号となるメルマガ衛生委員会は一旦お
 休みさせていただきます。代わって、次号からは「メルマガ働き方改革検討
 室」をスタートいたします。安倍政権の重要な課題である、働き方改革をさ
 まざまな角度で考えていきたいと思いますので、引き続きよろしくお願いい
 たします。

======================================================================
 ◆セミナーのご案内◆
======================================================================

 ■提携セミナー

  りそな銀行 主催
  『税の軽減方法を学ぶ!』セミナー【大阪】
  2017年3月3日(金)18:30~19:50
  2017年3月4日(土)13:00~14:20
  詳しい内容、お申込みはこちらから↓
  http://www.actus.co.jp/seminar/detail/759.html

  スーパーストリーム株式会社 主催
  増加する労基署調査への処世術~過重労働対策と法改正の最新動向【東京】
  2017年2月24日(金) 15:30~17:00 
  詳しい内容、お申込みはこちらから↓
  http://www.actus.co.jp/seminar/detail/764.html

  株式会社オービックビジネスコンサルタント 主催
  増加する労基署調査と法規制強化への対処術
  ~過重労働問題から考える残業対策について~【甲府】
  2017年3月9日(木)13:30~14:30
  詳しい内容、お申込みはこちらから↓
  http://www.actus.co.jp/seminar/detail/765.html

  株式会社オービックビジネスコンサルタント 主催
  OBCがご提案する 人事労務改善10選!
  【第3弾】『労基署調査対策』セミナー 【大阪】
  2017年3月14日(火)
  (1)10:00~12:00 (2)14:00~16:00
  詳しい内容、お申込みはこちらから↓
  http://www.actus.co.jp/seminar/detail/766.html

======================================================================
 ◆皆様のご意見をお寄せください◆
======================================================================

 『法報タイムズ』を毎号ご愛読いただきまして、ありがとうございます。
 アクタスでは、法報タイムズの更なる充実を目指し、
 読者の皆様からメルマガに関するご要望やご意見をお待ちしております。
 下記専用フォームより、皆様のご意見をお寄せください。

 https://reg23.smp.ne.jp/regist/is?SMPFORM=lcq-njsi-1b2fb121f1bd62e24ed7279ab4b15c96

======================================================================

■このメールマガジンは以下の配信システムを利用しています。
    まぐまぐ http://www.mag2.com/
    melma!  http://www.melma.com/

■バックナンバー http://archive.mag2.com/0000041295/index.html

■変更・解除は、ご登録いただいた配信システムで行ってください。

======================================================================

■当マガジンは、法律問題の解説にあたり、十分な調査・研究を踏まえた上で
 発表しておりますが、読者がこれを用いて行う行為については、
 一切責任を負いませんので、ご注意ください。

■掲載記事の全部または一部の無断転載、複写、その他の二次的利用を禁止し
 ます。

■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

【発行元】

 アクタス社会保険労務士法人/アクタスマネジメントサービス株式会社

【運営WEBサイト】

 アクタスWEBサイト     http://www.actus.co.jp/
 アクタス人事労務WEBサイト http://www.romu.jp/

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■

バックナンバーTOPへ
ページの先頭へ