法報タイムズ 人事労務の最新情報満載のメルマガを毎月無料でお届けします!

TOP >> 法報タイムズ

法報タイムズ

購読申し込みはこちら(購読無料)


第553号

2017年04月14日発行

法報タイムズ 第553号

■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 ■2017.4.14/vol.553              発行総数:4,863 部

    ┏━┳━┳━┳━┳━┳━┓
    ┃法┃報┃タ┃イ┃ム┃ズ┃
    ┗━┻━┻━┻━┻━┻━┛

アクタス社会保険労務士法人/アクタスマネジメントサービス株式会社
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■

 時給者の標準報酬月額随時改定(月額変更届)について解説します。
                           (鎌本 紀子)

======================================================================

 【目 次】

 ◆給与・社会保険相談Q&A◆
  時給者の標準報酬月額随時改定(月額変更届)について

 ◆メルマガ働き方改革検討室◆
  働き方改革実行計画が決定されました

 ◆セミナーのご案内◆
  提携セミナー

======================================================================
 ◆給与・社会保険相談Q&A◆
  時給者の標準報酬月額随時改定(月額変更届)について
======================================================================

 【質問】

 時給勤務者について、時給単価に変更はありませんが、1日の契約時間が
 変更となりました。月額変更届提出の対象者になりますか?

──────────────────────────────────

 【回答】

 時給単価に変更は無くても、契約時間(勤務体系)が変わった場合、
 固定的賃金変動に該当するため、「随時改定」により標準報酬月額の見直し
 が必要となりますので、月額変更届提出の対象になります。

 標準報酬月額は、年1回の「定時決定」(算定基礎届)により決定されます
 が、次回の定時決定までの間に固定的賃金の変動に伴って報酬が大きく変
 わる場合には、手続が必要です。
 この手続を「随時改定」(月額変更届)といい、固定的賃金が変動した月を
 起算として、4ヶ月目からの標準報酬月額を改定します。

 この随時改定は、次の3つの条件を全て満たす場合に行います。
 ア.固定的賃金に変動があった場合
 イ.変動月から3ヶ月間に支給された報酬から算出した標準報酬月額と
   従前の標準報酬月額との間に2等級以上の差が生じた場合
 ウ.3ヶ月とも支払い基礎日数が17日以上である場合
  (特定適用事業所に勤務する短時間労働者は11日以上)

 アの「固定的賃金の変動」ですが、その変動には次のような場合が考えら
 れます。
 1.昇給、降給
 2.給与体系の変更
 3.日給や時間給の基礎単価の変更
 4.請負給、歩合給等の単価、歩合率の変更
 5.固定的な手当の追加、支給額の変更

 今回のケースは、時給単価に変更が無いため、固定的賃金に変動が無いと
 判断しがちですが、契約時間の変更は、上記2に該当します。
 支払基礎日数が3ヶ月とも17日以上かつ2等級以上の差が生じれば、
 「随時改定」に該当しますので、月額変更届の提出が必要です。
 当然、契約日数が週4日から週5日に変更になったような場合も同様です。

 なお、契約変更が、賃金計算期間の途中で行われるケースもありますが、
 その場合は、変更月を起算月とせず、変更実績が1か月分確保される変更
 の翌月を起算月として随時改定の判断を行います。

 時給者の随時改定は、支給された賃金からだけでは随時改定の判断が
 できませんので、時給単価、契約日数、契約時間の管理をあわせて行うと
 良いでしょう。

 【ご参考:月額変更届の提出】
 http://www.nenkin.go.jp/service/kounen/hokenryo-kankei/hoshu/20141104-02.html

======================================================================
 ◆メルマガ働き方改革検討室◆
  働き方改革実行計画が決定されました
======================================================================

 メルマガ働き方改革検討室の第2回は、政府の働き方改革実現会議で先日
 (3月28日)決定された「働き方改革実行計画」の概要について解説します。

 働き方改革の目指すところは、働く方一人ひとりがより良い将来の展望を持
 ち得るようにすることで、多様な働き方が可能な中において自分の未来を自
 ら創っていくことができる社会を創り、意欲ある方々に多様なチャンスを生
 み出そうというものです。その上で、以下の改革を実行していこうという決
 定がされました。

 1.同一労働同一賃金など非正規雇用の処遇改善
  (1)基本給の均等・均衡待遇の確保
  (2)各種手当の均等・均衡待遇の確保
  (3)福利厚生や教育訓練の均等・均衡待遇の確保
  (4)派遣労働者の取扱い

 2.賃金引上げと労働生産性向上

 3.罰則付き時間外労働の上限規制の導入など長時間労働の是正
  (1)時間外労働の上限規制
  (2)パワーハラスメント対策、メンタルヘルス対策
  (3)勤務間インターバル制度

 4.柔軟な働き方がしやすい環境整備
  (1)雇用型テレワークのガイドライン刷新と導入支援
  (2)非雇用型テレワークのガイドライン刷新と働き手への支援
  (3)副業・兼業の推進に向けたガイドラインや改訂版モデル就業規則の策定

 5.女性・若者の人材育成など活躍しやすい環境整備
  (1)女性のリカレント教育など個人の学び直しへの支援などの充実
  (2)多様な女性活躍の推進
  (3)就職氷河期世代や若者の活躍に向けた支援・環境整備

 6.病気の治療と仕事の両立
  (1)会社の意識改革と受入れ体制の整備
  (2)トライアングル型支援などの推進
  (3)労働者の健康確保のための産業医・産業保健機能の強化

 7.子育て・介護等と仕事の両立、障害者の就労
  (1)子育て・介護と仕事の両立支援策の充実・活用促進
  (2)障害者等の希望や能力を活かした就労支援の推進

 8.雇用吸収力、付加価値の高い産業への転職・再就職支援
  (1)転職者の受入れ企業支援や転職者採用の拡大のための指針策定
  (2)転職・再就職の拡大に向けた職業能力・職場情報の見える化

 9.誰にでもチャンスのある教育環境の整備

 10.高齢者の就業促進

 11.外国人材の受入れ

 また、この計画では、上記の改革を10年先まで見据えて推進するために、
 (1)働く人の視点に立った課題、(2)今後の対応の方向性、(3)具体的な施策、を
 記載した10年間(2017年度~2026年度)のロードマップを示すこ
 ととされました。

 メルマガ働き方改革検討室では、引き続き政府の動向と改革の具体策等を
 取り上げていきたいと思います。

 【ご参考:首相官邸 「働き方改革の実現」】
 http://www.kantei.go.jp/jp/headline/ichiokusoukatsuyaku/hatarakikata.html
 http://www.kantei.go.jp/jp/headline/pdf/20170328/01.pdf
 http://www.kantei.go.jp/jp/headline/pdf/20170328/02.pdf

======================================================================
 ◆セミナーのご案内◆
======================================================================

 ■提携セミナー

   キヤノンシステムアンドサポート株式会社 主催
   「今、知っておくべき!増加する労働基準監督署調査と
    法規制強化への対処術」
   2017年4月21日(金)13:30~15:00【福岡】
   詳しい内容、お申込みはこちらから↓
   http://www.actus.co.jp/seminar/detail/784.html

   キヤノンシステムアンドサポート株式会社 主催
   「今、知っておくべき!増加する労働基準監督署調査と
    法規制強化への対処術」
   2017年5月9日(火)13:30~15:00【大阪】
   詳しい内容、お申込みはこちらから↓
   http://www.actus.co.jp/seminar/detail/785.html

   株式会社オービックビジネスコンサルタント 主催
   「増加する労基署調査と法規制強化への対処術
    ~改正労基法の動向を踏まえて~」
   2017年5月15日(月)14:00~16:00【大阪】
   詳しい内容、お申込みはこちらから↓
   http://www.actus.co.jp/seminar/detail/786.html

   アスノシステム株式会社 主催
   「増加する労基署調査と法規制強化への対処述
    ~改正労基法の同行を踏まえて~」
   2017年5月16日(火)【大阪】
   (1)10:00~12:00 (2)14:00~16:00
   詳しい内容、お申込みはこちらから↓
   http://www.actus.co.jp/seminar/detail/787.html

   アスノシステム株式会社 主催
   「増加する労基署調査と法規制強化への対処述
    ~改正労基法の同行を踏まえて~」
   2017年5月18日(木)【東京】
   (1)10:00~12:00 (2)14:00~16:00
   詳しい内容、お申込みはこちらから↓
   http://www.actus.co.jp/seminar/detail/788.html

   株式会社オービックビジネスコンサルタント 主催
   「【基調講演】増加する労基署調査への対処術
    ~過重労働問題から考える残業対策~」
   2017年6月7日(水)13:15~14:30【新潟】
   詳しい内容、お申込みはこちらから↓
   http://www.actus.co.jp/seminar/detail/791.html

   キヤノンシステムアンドサポート株式会社 主催
   「今、知っておくべき! 増加する労基署調査と法規制強化への対処術」
   2017年6月14日(金)13:30~15:00【熊本】
   詳しい内容、お申込みはこちらから↓
   http://www.actus.co.jp/seminar/detail/789.html

======================================================================
 ◆皆様のご意見をお寄せください◆
======================================================================

 『法報タイムズ』を毎号ご愛読いただきまして、ありがとうございます。
 アクタスでは、法報タイムズの更なる充実を目指し、
 読者の皆様からメルマガに関するご要望やご意見をお待ちしております。
 下記専用フォームより、皆様のご意見をお寄せください。

 https://reg23.smp.ne.jp/regist/is?SMPFORM=lcq-njsi-1b2fb121f1bd62e24ed7279ab4b15c96

======================================================================

■このメールマガジンは以下の配信システムを利用しています。
    まぐまぐ http://www.mag2.com/
    melma!  http://www.melma.com/

■バックナンバー http://archive.mag2.com/0000041295/index.html

■変更・解除は、ご登録いただいた配信システムで行ってください。

======================================================================

■当マガジンは、法律問題の解説にあたり、十分な調査・研究を踏まえた上で
 発表しておりますが、読者がこれを実行されるにおいては一切責任を負いま
 せんので、ご注意ください。

■掲載記事の全部または一部の無断転載、複写、その他の二次的利用を禁止し
 ます。

■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

【発行元】

 アクタス社会保険労務士法人/アクタスマネジメントサービス株式会社

【運営WEBサイト】

 アクタスWEBサイト     http://www.actus.co.jp/
 アクタス人事労務WEBサイト http://www.romu.jp/

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■

バックナンバーTOPへ
ページの先頭へ