法報タイムズ 人事労務の最新情報満載のメルマガを毎月無料でお届けします!

TOP >> 法報タイムズ

法報タイムズ

購読申し込みはこちら(購読無料)


第587号

2018年07月13日発行

法報タイムズ 第587号

■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 ■2018.7.13/vol.587                    発行総数:4,721 部

    ┏━┳━┳━┳━┳━┳━┓
    ┃法┃報┃タ┃イ┃ム┃ズ┃
    ┗━┻━┻━┻━┻━┻━┛

アクタス社会保険労務士法人/アクタスマネジメントサービス株式会社
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■

 みなさん、こんにちは。
 働き方改革関連法案が6月29日参院本会議で可決、成立いたしました。
 今号では、この中の有給休暇取得義務化について、平成31年4月の施行に
 むけて準備できることを解説いたします。
                                                         (鎌本 紀子)

 《アクタス人事セミナーの開催のお知らせ》
 働き方改革関連法成立に伴い、改正法の概要及び同一労働同一賃金に関して
 最高裁判決(ハマキョウレックス事件及び長澤運輸事件)の解説と実務対応
 についてスプリング法律事務所石井弁護士をお招きして開催します。
 お申込み等詳細はHPにて是非ご確認ください。

======================================================================

 【目 次】

 ◆法改正・実務トピック解説◆
   有給休暇取得義務化にむけた準備
 
 ◆今月の人事労務相談室◆
  年次有給休暇の計画的付与

 ◆今月のお仕事一覧◆
  8月のお仕事カレンダー

 ◆セミナーのご案内◆ 
  アクタスセミナー、提携セミナー

======================================================================
 ◆法改正・実務トピック解説◆
  有給休暇取得義務化にむけた準備
======================================================================

 平成31年4月から、一定日数の年次有給休暇の確実な取得の為、使用者は、
 10日以上の年次有給休暇が付与される労働者に対し、5日について、
 毎年時季を指定して与えなければならないこととなります。
 ただし、労働者の時季指定や計画的付与により取得された年次有給休暇の
 日数分については時季の指定は要しません。
 今後は少なくとも5日以上の有給休暇を取得できる仕組みが必要です。
 平成31年4月の施行までに準備を進めましょう。

 ■準備の手順
 1)実態の把握
  まずは、有給休暇の利用実態を把握し、年間5日の取得ができていない
  従業員がどの程度いるかを把握しましょう。
  有給休暇の利用実態は、業態や勤務形態によっても異なります。
  例えば、シフト勤務者の場合、有給休暇の使用率が低い傾向にあります。

 2)有給取得を推進するための施策
  現状把握をし、有給休暇を概ね5日使用できている場合は、当年度の
  使用日数を定期的に確認し、年度内の取得を指導する仕組みができれば
  問題無いでしょう。
  従業員への周知と同時に、ご利用の勤怠システムから、5日取得できて
  いない社員のリストを上長に通知する等、確認漏れを防ぐ仕組みを検討
  しましょう。

  一方で、有給休暇の取得実績が少ない場合、平成31年4月の施行までに
  有給休暇を取得できる仕組みづくりが早急に必要です。
  業務改善、人員の補充等により、従業員自身が時季を指定して有給休暇を
  取得できる環境を用意することは勿論ですが、有給休暇使用率を増やす
  施策として、以下2つの制度導入が効果的です。
  何れも制度の導入には、就業規則による明文化と労使協定の締結が必要に
  なります。

 ■年次有給休暇の計画的付与制度
  労使協定締結を前提に、年次有給休暇のうち、5日を除いた残りの日数
  を超える分について、計画的に休暇取得日を割り振ることができる制度
  です。
  例えば、年次有給休暇の付与日数が20日の従業員に対しては、15日
  までを計画的付与の対象とすることができます。
  方法は大きく3つあります。
   ・企業もしくは事業場全体の休業による一斉付与方法
   ・班・グループ別の交替制付与方法
   ・年次有給休暇付与計画表による個人別付与方法

  導入例としては、夏季、年末年始に計画的に付与する、閑散期に計画的
  付与日を設けて交替で付与する、アニバーサリー休暇として誕生日を
  指定する等があります。

  厚生労働省
  https://www.mhlw.go.jp/new-info/kobetu/roudou/gyousei/kinrou/dl/101216_01e.pdf
 
 ■年次有給休暇の時間単位付与制度
  労使協定締結を前提に、年に5日を限度として時間単位で年次有給休暇
  を使用できる制度です。
  管理が煩雑になるデメリットもありますが、有給休暇を取得しやすく
  なります。

  厚生労働省
  https://www.mhlw.go.jp/topics/2008/12/dl/tp1216-1l-04.pdf

======================================================================
 ◆今月の人事労務相談室◆
  年次有給休暇の計画的付与
======================================================================

 【相談内容】

  従業員のリフレッシュを図ることに加え、業務が属人化することを防止
  する目的で、有給休暇を年に1回は5日間連続で取得してもらうことを
  検討しています。このような取り扱いを定めることは可能でしょうか。

──────────────────────────────────

 【社労士のアドバイス】

 年次有給休暇の計画的付与制度の個人別付与方式により、労使協定を
 締結すれば、連続休暇の制度を導入することが可能です。

 ただし、5日間は個人の自由に利用できるようにする必要あります。
 また有給休暇の残日数が少ない方にも適用したい場合には、特別休暇を設
 けたり、休業手当として平均賃金の60%を支払う等の対応が必要です。

 労使協定には、以下5項目を定める必要がありますので、それぞれの
 取り扱いを決定し、協定書に記載します。

 1.計画的付与の対象者(あるいは対象から除くもの)
 2.対象となる年次有給休暇の日数
 3.計画的付与の具体的な方法
 4.対象となる年次有給休暇を持たない者の扱い
 5.計画的付与日の変更

 下記、有給休暇ハンドブックには、労使協定のモデル例があります。

 厚生労働省
 https://www.mhlw.go.jp/new-info/kobetu/roudou/gyousei/kinrou/040324-17.html

======================================================================
 ◆今月のお仕事一覧◆
  8月のお仕事カレンダー(提出先・納付先)
======================================================================

 ■スケジュール■

 【8月10日】
  ・7月入社の雇用保険資格取得届の提出
  (ハローワーク)

  ・7月分源泉所得税・住民税の納付
  (郵便局または銀行)

 【8月31日】
  ・7月分社会保険料の納付
  (郵便局または銀行)

======================================================================
 ◆セミナーのご案内◆
======================================================================
 
 ■アクタスセミナー

  ◇アクタス社会保険労務士法人
   アクタスマネジメントサービス株式会社 主催
   スプリング法律事務所 共催
  「いよいよ成立!働き方改革関連法について」
  8月29日(水)15:00~17:40【東京】
   http://www.actus.co.jp/seminar/detail/904.html

 ■提携セミナー

  ◇明治大学リバティアカデミー 主催
  「はじめて学ぶ経理実務入門」<全6回>
  6月20日(水)~7月25日(水)19:00~20:30【東京】
   http://www.actus.co.jp/seminar/detail/888.html

  「企業実務に必須の税金の基礎知識をマスターする講座」<全6回>
  6月21日(木)~7月26日(木)19:00~20:30【東京】
   http://www.actus.co.jp/seminar/detail/889.html

  ◇東京地方税理士協同組合 主催
   株式会社日税ビジネスサービス 共催
  「小規模宅地等の評価減額の特例の適用と実務上の取扱い」
  7月18日(水)13:30~16:30【東京】
   https://www.actus.co.jp/seminar/detail/899.html

  ◇株式会社税務研究会 主催
  「2018年新規開講!経理初心者のための経理の学校(大阪開催)」
  7月23日(月)、24日(火)9:30~17:00【大阪】
   http://www.actus.co.jp/seminar/detail/891.html

  ◇株式会社日税ビジネスサービス 主催
  「申告書の実務を学ぶ 「相続税申告書の作成ポイント」
  「消費税申告書の作成ポイント」(2018年開催)」
  7月25日(水)10:00~17:00【東京】
   https://www.actus.co.jp/seminar/detail/900.html 

======================================================================
 ◆皆様のご意見をお寄せください◆
======================================================================

 『法報タイムズ』を毎号ご愛読いただきまして、ありがとうございます。
 アクタスでは、法報タイムズの更なる充実を目指し、
 読者の皆様からメルマガに関するご要望やご意見をお待ちしております。
 下記専用フォームより、皆様のご意見をお寄せください。

  https://reg23.smp.ne.jp/regist/is?SMPFORM=lcq-njsi-1b2fb121f1bd62e24ed7279ab4b15c96

======================================================================

■このメールマガジンは以下の配信システムを利用しています。
    まぐまぐ http://www.mag2.com/
    melma!  http://www.melma.com/

■バックナンバー http://archive.mag2.com/0000041295/index.html

■変更・解除は、ご登録いただいた配信システムで行ってください。

======================================================================

■当マガジンは、法律問題の解説にあたり、十分な調査・研究を踏まえた上で
 発表しておりますが、読者がこれを実行されるにおいては一切責任を負いま
 せんので、ご注意ください。

■掲載記事の全部または一部の無断転載、複写、その他の二次的利用を禁止し
 ます。

■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

【発行元】

 アクタス社会保険労務士法人/アクタスマネジメントサービス株式会社

【運営WEBサイト】

 アクタスWEBサイト     http://www.actus.co.jp/
 アクタス人事労務WEBサイト http://www.romu.jp/

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■
バックナンバーTOPへ
ページの先頭へ