人事労務相談Q&A こんな場合はどうすればいいの?

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派遣社員が派遣先で労災にあった場合、派遣先での労災の手続きは何をすればよいですか?

当社が受け入れている派遣中の派遣社員が、業務時間中に骨折事故を起こしそのまま病院へ運ばれました。当社(派遣先)ではどのような労災手続きをすればよいですか?



労災の給付申請は派遣元にて行います。派遣先では管轄の労働基準監督署へ「労働者死傷病報告」を提出してください。
 

【派遣労働者に対する労災保険法の適用】
派遣労働者が業務上の事故により負傷、疾病、障害または死亡した場合の災害補償責任については、雇用契約関係にある派遣元の会社がその責任を負うことになっています。したがって、労災保険の適用は派遣元にあるため、労災の手続き関係も派遣元で行なうことになります。
 

【派遣先での対応】
1.労働者死傷病報告
労働者が労働災害等により死亡又は休業したとき、事業者は所轄の労働基準監督署に「労働者死傷病報告」を提出しなければならないとされていますが(労働安全衛生法第100条、労働安全衛生規則第97条)、派遣社員が派遣中に労働災害等により死亡又は休業したときは、派遣先および派遣元の会社がそれぞれの事業所を管轄する労働基準監督署長に「労働者死傷病報告」を提出しなければならないと定められています。(労働者派遣法第45条第15項)
具体的には、派遣先で作成、提出した「労働者死傷病報告」の写しを派遣元に提出し、その写しをもとに派遣元でも労働者死傷病報告を作成、提出します。派遣元が提出する際には、派遣先より送付された労働者死傷病報告の写しもあわせて提出します。
なお、この「労働者死傷病報告」の様式および報告期限は、休業日数によって異なりますので注意してください。
・休業4日以上・・・遅滞なく様式23号を提出する
・休業4日未満・・・四半期ごとにとりまとめ様式24号を提出する
 

2.事故原因究明
派遣先では、労働災害の発生原因を調査し、再発防止対策を講じる必要があります。(労働安全衛生法第10条第1項第4号)
 

派遣社員は、指揮命令関係と雇用契約関係が分離している特殊な労働関係のため、労務管理における派遣先・元でのそれぞれの役割を把握することが必要です。

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2010年05月14日公開

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