人事労務相談Q&A こんな場合はどうすればいいの?

TOP >> 人事労務Q&A >>

育児休業中に臨時で勤務させる場合に育児休業給付は支給されますか?また社会保険料の免除は受けられますか?

業務の都合上により育児休業中の社員に、やむを得ず臨時で3日間の出勤をお願いしたいと考えています。
本人は了承済みですが、この場合、雇用保険の育児休業給付や社会保険料の免除に影響はありますでしょうか?
この社員の休業前の給与月額は30万円で、3日間の出勤に対して3万円の給与を支払う予定です。



育児休業中に勤務をした場合でも、一定の場合には育児休業給付と社会保険料の免除は継続して受けられます。

【育児休業給付について】
育児休業中に勤務をした場合であっても、次の2つの要件を満たした場合は、育児休業給付が受けられます。
1.1か月の勤務日数が10日以下であること
2.1か月に支給される給与が休業前給与の80%未満であること
なお、支給される給与によって育児休業給付が一部支給となる場合があります。
具体的には以下のとおりです。
・給与が50%以下の場合 育児休業給付の全額が支給される
・給与が80%未満の場合 育児休業給付の一部が支給される(育児休業給付の全額-給与額)

ご質問のケースでは、1か月の勤務日数は3日かつ給与額は3万円で、上記の2つの要件を満たすため、育児休業給付は通常通り全額が支給されます。

【社会保険料の免除について】
育児休業中に勤務した場合の社会保険料の取り扱いについては、法令や通達等による定めはありませんが、東京労働局を例にとると以下のような基準で取り扱っています。
1.社会保険料免除の対象となるケース
出勤日、出勤日数、出勤時間等の定めがなく、臨時的または突発的に業務を行う場合は、育児休業の終了とはされず、社会保険料免除の対象となる
2.社会保険料免除の対象から外されるケース
出勤日、出勤日数、出勤時間等が明確に定められているような場合は、育児時短勤務者扱いとなり、育児休業は終了したものとみなされ、社会保険料免除の対象から外れる

ご質問のケースでは、臨時で3日間出勤するのみのため1に該当し、通常通り継続して社会保険料の免除を受けられるものと考えられます。

労務アドバイザーへ相談する


アクタスの関連サービスご紹介
アクタス人事労務アウトソーシング


2012年05月20日公開

人事労務相談Q&ATOPへ
ページの先頭へ

カテゴリ: