人事労務相談Q&A こんな場合はどうすればいいの?

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時間外労働が平日の夜から休日の朝で及んだ場合の割増賃金はどのように計算すればよいですか?

納期が迫っており、ある社員に金曜日の終業時刻後から土曜日の朝9時にかけて時間外労働をしてもらいました。
この場合の時間外、深夜割増の計算の仕方、さらには土曜日も勤務してもらっているため休日労働として取り扱い、休日割増賃金を支給しなければなりませんか?



時間外労働が休日に及んだ場合の割増賃金については、その休日が法定休日であるか、所定休日であるかによって割増率が異なります。

【時間外労働が法定休日に及んだ場合】
法定休日に労働させた場合、3割5分増以上の率で計算した額を割増賃金として支払うこととされています。平日の時間外労働が法定休日に及んだ場合には、午前0時からは前日の時間外労働としてではなく、法定休日労働として取り扱われます。
したがって、午前0時以降の法定休日の労働時間については3割5分増以上の休日割増賃金を支払う必要があります。
さらに、午前0時から午前5時までの時間については深夜の時間帯に該当するため、この時間については、休日割増の3割5分に、深夜割増の2割5分を加えた6割増以上の割増賃金を支払わなければなりません。

【時間外労働が所定休日に及んだ場合】
休日労働に対する割増賃金について、通達で「法第35条の休日(法定休日)のみ」(昭63.3.14基発第150号)とされています。
したがって、時間外労働が会社の定める所定休日に及んだ場合は、休日労働ではなく時間外労働としての扱いとなり、2割5分増以上の時間外割増賃金を支払う必要があります。
ただし、この場合でも午前0時から午前5時までの時間については深夜の時間帯に該当するため、時間外割増の2割5分に、深夜割増の2割5分を加えた5割増以上の割増賃金を支払わなければなりません。

なお、就業規則や賃金規程等で、休日労働に対する賃金を法定休日、所定休日に区分せず、「休日労働に労働を行った場合は3割5分以上の割増賃金を支払う」と定めてある場合は、上記「時間外労働が法定休日に及んだ場合と同様に取り扱う必要があります。

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2012年11月20日公開

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