人事労務相談Q&A こんな場合はどうすればいいの?

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産前産後休業および育児休業中に給与を一部支給する場合、給付金との合計を最大にするには、いくらに設定すればよいですか?

出産予定の社員に対して、休業中も給与を支給するかを検討しています。給与の額によっては、出産手当金や育児休業給付金に影響があると思います。そこで、これらの給付金と合わせて、できるだけ多く受給できるようにするには、休業中の給与をいくらに設定すればよいでしょうか?



出産手当金、育児休業給付金のいずれについても、休業中に給与が全額支給される場合には、給付金は支給されません。給付金と比べて休業中の給与が少ない場合には、原則としてその差額が給付金として支給されます。ただし、出産手当金と育児休業給付金では、異なる部分もあります。そのため、休業中の給与と給付金の合計を最大にするには、給付金ごとに分けて考える必要があります。

【産前産後休業中に給与を支給する場合】

1.休業中の給与が出産手当金より多い場合
出産手当金は支給されません。
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2.休業中の給与が出産手当金より少ない場合
本来支給される出産手当金の額と給与の差額が支給されます。
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出産手当金の支給要件および支給額の計算方法については、こちらを参照ください。

【育児休業期間中に給与を支給した場合】

1.休業中の給与が休業前の80%以上の場合
育児休業給付金は支給されません。
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2.休業中の給与が休業前の30%を超え、80%未満の場合
休業前給与の80%の金額と休業中の給与の差額が支給されます。
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3.休業中の給与が休業前の30%以下の場合
育児休業給付金は全額支給されます。
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育児休業給付金の支給要件および支給額の計算方法については、こちらを参照下さい。

このように、出産手当金は給与を支給した分だけ減額されることになるため、休業中に給与を支給するメリットは薄いと言えます。しかし、育児休業給付金は、休業中の休業前の30%に設定すれば、減額されることなく受給することができ、給与を支給しながら給付金を最大にすることができます。

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2013年05月31日公開

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