人事労務相談Q&A こんな場合はどうすればいいの?

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日によって労働時間が異なる時給制のアルバイトが年次有給休暇を取得したとき、その日はいくら賃金を支払う必要がありますか?

週5日勤務で、月・水・金が8時間、火・木が4.5時間勤務のアルバイトに対して、年次有給休暇が付与されることになりました。この者が年次有給休暇を取得した際には、どのように賃金を支払えばよいのでしょうか。仮に金曜日に取得した場合に8時間分の時給を支払わなければならないとすると、労働時間が長い日に年次有給休暇を取得した方が、本人が得をすることにならないでしょうか?



就業規則等の定めによりますが、「所定労働時間労働した場合に支払われる通常の賃金」で支払う場合には、各日の所定労働時間に応じて支払う必要があります。

年次有給休暇を取得した際の賃金の計算方法は3種類あります。

1.平均賃金(過去3ヶ月の賃金総額÷その期間の総歴日数)
2.所定労働時間労働した場合に支払われる通常の賃金
3.健康保険の標準報酬日額(標準報酬月額÷30日)

原則として、1もしくは2のどちからを選択して就業規則等で定めなければならず、労使協定を締結することで3を選択することができます。

2の場合には、月・水・金は時給×8時間分、火・木は時給×4.5時間分の賃金を支払う必要があり、年次有給休暇を取得する日の所定労働時間により、支払うべき金額が変わります。本人からすれば、所定労働時間が長い日に年次有給休暇を取得した方が得ということになります。
1と3の場合は、所定労働時間の違いとは関係なく各日一律の賃金となりますので、年次有給休暇を取得する日によって損得は生じません。

会社が最も安価な計算方法を選択するために、その都度方法を変えることは認められていません。一旦、いずれかの支払い方法を決めた場合には、その方法によって支払わなければなりません。

いずれにせよ、年次有給休暇取得時の賃金については、本人との間で疑義が生じないよう、就業規則等に明確に定めておく必要があります。

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2013年08月20日公開

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