人事労務相談Q&A こんな場合はどうすればいいの?

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長時間労働者に対し本人の希望に関係なく医師の面談を行う場合でも、残業時間が各月100時間超なら毎月実施しなければなりませんか?

当社では、残業時間が1ヶ月で100時間を超える社員は、本人の意思にかかわらず産業医との面談を受けることをルール化しています。現実には産業医が面談できる日数や人数は限られるため、同じ社員が2ヶ月連続100時間超の残業を行った場合に、先月面談を受けていれば当月は実施しなくても問題ありませんか?



法律上実施が義務付けられている産業医による面接指導は、あくまで社員からの申し出がある場合に限られますので、ご質問のように本人の希望にかかわらず実施する面談には制約はなく、2ヶ月連続で実施する必要はありません。

【長時間労働者への医師による面接指導について】
労働安全衛生法では、脳・心臓疾患の発症は長時間労働との関連性が強いとする医学的知見を踏まえ、これらの発症を予防するため、長時間労働により疲労の蓄積した社員に対し、会社は医師による面接指導を実施することが義務付けられています(労働安全衛生法第66条の8)。

1.医師による面接指導とは
長時間労働により疲労が蓄積し健康障害発症のリスクが高まった社員について、その健康の状況を把握し、これに応じて本人に対する指導を行うとともに、その結果を踏まえた事後措置を講じることとするものです。

2.面接指導の対象となる社員とは
時間外・休日労働時間が1ヶ月当たり100時間を超え、かつ、疲労の蓄積が認められると申し出た社員です(労働安全衛生規則第52条の2及び3)。この面接指導の制度があることを、社員自身が知らないという例も少なくありません。会社としては、面接指導の仕組みを周知するとともに、社員から申し出を受けるため手順や方法を事前に整備しておくことが重要です。

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2014年11月20日公開

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