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財形奨励金を支給する場合、社会保険の報酬に含まれますか?また労働保険では賃金として取り扱われますか?

当社では福利厚生の一環として財形制度を利用する社員に財形奨励金を支給しようと考えています。この際、給与計算時には課税処理を行う予定ですが、この財形奨励金は社会保険の報酬となりますか。また、労働保険では賃金となりますか。



財形奨励金は社会保険では報酬となり、労働保険では賃金とは取り扱われません。

【社会保険上の取り扱い】
社会保険の標準報酬月額のもとになる報酬とは、給与、賃金、手当等の名称に関係なく、原則として被保険者が会社から労働の対償として受けるすべてのものをいいます。

財形奨励金の取り扱いについて法律上は特に定められておりませんが、
・財形制度とは、勤労者の財産形成のための貯蓄制度であり、これに対する補助として会社から支給される財形奨励金は、社員にとって明らかに実質的な収入である
・この奨励金は給与規程等に基づいて会社から経常的に支払われるものである
という以上2点の理由より、年金機構の見解では財形奨励金は報酬と考えられています。

そのため財形奨励金を支給する場合、給与計算時には課税処理だけでなく、社会保険の報酬として計算をすることになり、社員の標準報酬月額を算出する際には計算の基礎に含める必要があります。

【労働保険上の取り扱い】
労働保険では、社会保険上の取り扱いとは異なり、福利厚生的、恩恵的に支給されるものは賃金としては取り扱いません。そのため、財形奨励金についても賃金とは解されず、労災保険や雇用保険の保険料を算出する際の賃金に含みません。

社会保険と労働保険で取り扱いが異なりますので、混同しないように注意する必要があります。

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2015年09月18日公開

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