人事労務相談Q&A こんな場合はどうすればいいの?

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固定残業代を導入する場合に注意する点は何ですか?

当社では新しい賃金制度の開始に併せて固定残業代の導入を検討しています。具体的には基本給の中に30時間分の時間外労働手当が含まれていることにしたいと考えていますが、導入にあたり注意する点があれば教えてください。



固定残業代とは、毎月定額で支給する賃金の中に一定時間分の割増賃金が含まれている賃金設計をすることです。
これにより会社は時間外労働の時間が含まれている一定時間数を超えない限り、毎月決められた賃金を支給すればいいことになります。

このような割増賃金の支払方法が合法と認められるためには、その設計にあたり次の要件を全て満たしていることが必要となります。

①固定残業代部分と通常の労働時間に対応する賃金部分とが明確に区分されていること
②見込んでいる時間数、金額が雇用契約書や就業規則で明確になっていること
③実際の時間外労働が見込み時間数を超過した場合は、超過分の割増賃金が別途支給されること

上記の要件を満たしていない場合、固定残業代を支払っているものとは認められず、労働基準監督署の是正勧告などにより、固定残業代を含めた給与全額を算定基礎とした未払い残業代の支給を命じられる危険性がありますので注意が必要です。

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2016年02月19日公開

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