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年間4回以上賞与を支給することになった場合、事務処理で注意すべきことはありますか?

当社の賃金規程を改訂し、11月1日から年間4回賞与を支給することになりました。具体的に支給する月は3月、6月、9月、12月ですが、事務処理で注意すべき点を教えて下さい。



年間4回以上支給される賞与は社会保険上の報酬となるため、通常の給与である報酬月額に加算をして標準報酬月額を決定する必要があります。
加算の方法は、7月~翌年6月に支給された賞与の合計金額を12等分したものを報酬月額に加算をして、算定基礎届や月額変更届に記載をすることとなります。
今回は11月からの変更となりますので、翌年7月に提出する算定基礎届において、初めて加算をすることになります。実務的には、12月、3月、6月に支払われる3回の賞与の合計額を支給回数である3回で割ることで、まず1回あたりの平均額を算出します。ただし、規程では年4回支給する旨記載されているはずですので、先ほど算出した「1回あたりの平均額」に4を掛けて、年間で支払われるべきであった見込額を算出した上で12等分し、算出された金額を報酬月額に加算をして算定基礎届を提出します。
また、算定基礎届の結果が反映されるのは翌年9月以降になりますので、12月、3月及び6月に支給された賞与は、従来通りそれぞれ賞与支払届の提出も必要になりますのでご注意下さい。翌年9月以降は賞与支払届の提出は不要です。

一方、既に年間4回以上賞与が支給されていた会社において、賃金規程を改訂し11月1日から「夏と冬の年2回の賞与へ変更する」と決定された場合には、どのような事務になるでしょうか。
この場合、本年7月に提出した算定基礎届の結果により、翌年の8月までは年4回以上賞与の総合計を12等分した金額が加算されて標準報酬月額が決定されていますので、翌年8月までは賞与支払届は不要となり、翌年9月以降から賞与支払届の提出が必要になります。従って11月1日以降、最初に提出する賞与支払届は翌年の冬の賞与が対象となります。

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2016年12月20日公開

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